厚切りジェイソン氏の正論芸がウケない方が幸せな世の中

日常・雑記
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今年テレビやネットで有名になった芸能人を一人選ぶとしたら、私は「厚切りジェイソン」氏を選ぶ。アメリカ生まれでIT企業の役員を務めつつも、お笑い芸人として日本人自身が薄々勘感じているであろうおかしな習慣や文化について、オーバーなツッコミを入れるという芸がブームになった。

また、その芸はテレビに限らず、厚切りジェイソン氏の公式twitterアカウントにおいて、日本人への痛烈なツッコミをつぶやき瞬く間にリツイートされ、まとめサイトやニュースサイトでも取り上げられるほどだ。

 

外国人が言う正論に日本人はどうしても弱いのね

私自身も厚切りジェイソン氏のツッコミに思わず頷いてしまう事は少なくない。しかし、厚切りジェイソン氏のツッコミを、もしもほかの日本人の芸人や社会人が言ってしまった場合に、他の人から叩かれてしまう姿は容易に想像できてしまう。

まぁ、厚切りジェイソン氏は先にも述べたがただお笑い芸人として活動しているのではなく、企業の役員もしているエリートであるために、言葉の重みが違うのかもしれないが、日本人は自分と同じ日本人の正論に対して厳しくあたってしまう傾向があるように感じる。ムラ意識や同調圧力、同じ同族の癖に…という思いからくる嫉妬や僻みに近い醜い感情ゆえのものであろうか。普段は意識しないけど同じ日本人が正論を言うと、その時だけ同じ日本人の癖に生意気だ…と思ってしまうものだ。

しかし、外国人…それも先進国の外国人からの正論に対しては、どうも日本人は弱く口をつぐまざるを得ない。ここで、「外国人の癖に」「うちはうち!よそはよそ!」と言ってしまえば、それこそ相手を侮辱し自分の品格を貶めることになりかねないと私は思う。

まぁ、今に限った話ではないが日本人はアメリカを含む先進国を自然と立場が上だと考えているフシがあり、先進国の言うことは絶対であると考えがちなのだろう。

 

こんな芸が流行る世の中はクソなのね

私自身は厚切りジェイソン氏の言う正論はごもっともと思うことはよくある。しかし、世の中正論だけではうまく回らない。仕事にしても残業と理不尽はつきものだし、手書きの履歴書なんて髪と時間の無駄だし、「その業務本当に意味があるの?」という疑う仕事もある。教育に関してもそこまで画一的にやる必要はあるのか?怪我をするのに組体操をやる意味とは何かとツッコミたくなる。周りに合わせろなきゃダメ、人に迷惑をかけちゃダメ、というようなお説教に至るまで、くっだらないったりゃありゃしないことばかりで毎日嫌になる。

 

…そういう日頃の鬱憤や不満がこの先も続くのなら、厚切りジェイソン氏はまだまだ活躍できそうだ。できれば、厚切りジェイソン氏のような正論芸がウケない世の中のほうが、少なくとも穏やかで幸せな世の中なのではないかと思う。