すぐ拗ねる繊細な男性はめんどくさい その理由を解説する

人間関係・コミュニケーション
この記事は約5分で読めます。

まずはじめに私は男である。

そんな男である私から見ても、すぐにすねてしまう繊細な男性は非常にめんどくさい相手だと感じる。ましてや、子供でなく大人(中高年含む)であれば怒りを通り越して、呆れや諦めに近い感情を抱いてしまう。

まぁ、繊細すぎて拗ねる人がめんどくさいのは、別に男性でも女性でもどっちでも同じだとは思うが、なにせ私が男であるだけに

  • 「男のくせに何を拗ねているんだろうか…」
  • 「何か意見があるのなら回りくどい態度やごねるんじゃなくて、はっきり言葉にして伝えればいいのに…」

という気持ちになった事は多々ある。今回は、そんなすぐ拗ねる男性めんどくささについて語ろうと思う。

 

すぐ拗ねる男性めんどくささ

立場にものを言わせた上で拗ねてくる

拗ねてくる男性は拗ねる際に自分の立場を利用し、半ば相手を強引に説得させてくることがある。

例えば、

  • 親が子に対して拗ねる。
  • 家計を握っている旦那が妻に対して拗ねる。
  • 上司が部下に、先輩が後輩に対して拗ねる。

というように、立場の上の人が下の人に対して自分の要求を飲み込ませるために「拗ねる」という強引な説得術を使うことが多い。

この構図は、いわばパワハラに近いものといっても差し支えない。しかもストレートに自分の要求を伝えず、あくまでも相手が自分の要求を察してくれて自然と動いてくれるようになるまでゴネるという、実にいじらしい説得術である。

そのため、この方法で説得される身となった場合は非常に苦労する。ひたすら相手の顔色、ご機嫌、思惑を伺い続けて振り回された挙句、間違っていたらまた最初からやり直し…という、先の見えない作業を繰り返すハメになるのだ。

 

拗ねても良さそうな相手に絞って拗ねてくる姑息な一面がある

また、立場にものを言わせることに通ずることだが、拗ねてくる男性は拗ねても問題がなさそうな人を選んで拗ねる。

つまり、拗ねるという卑怯な作戦に出ても

  • あまり文句や不平不満を言わなさそうな人。あるいは、言ってこかなった人。
  • 素直に言うことを聞いてくれそうな真面目で従順な人。
  • 逆らうことができないほどに切羽詰まった状況にいる人。

に狙いを定めて、拗ねてくる傾向がある。その姿勢は男性らしくない姿勢であり、姑息で陰湿であまり関わりたくない姿勢である。ましてや、ビジネスの場面であれば、絶対に避けたいタイプの男性である。

 

なお、拗ねるというは怒鳴ったり、暴力を振るう&ちらつかせるという乱暴な説得術と比較すると、かなり静かで目立ちづらい。また、周囲から見てもその凶暴さ、めんどくささがわかりづらい説得術という特徴がある。

そして問題として認知されづらいこともあってか、暴言や暴力と違って長期に渡って続きやすい。つまり被害が長期間にわたって地味に続くという、いやらしい説得術であり、巻き込まれたらジワジワとメンタルをすり減らしていくことになるのだ。

 

拗ねてることをなかなか認めようとしないプライドの高さがある

拗ねている男性は、自分が女々しくて子供っぽい「拗ねる」という行為で他人を説得しようとしている事にツッコミが入れられるのを非常に嫌う傾向がある。この理由は、プライドの高さが影響していると私は考えている。

自分はいい年をした立派な大人の男性であるというプライドを持っている。しかし、実際は拗ねるという立派な大人の男性にふさわしくない事をしている。

その矛盾を他人から突きつけられることは、拗ねる男性のプライドをひどく傷つけることになる。その苦痛をさけるためにもとにかく「拗ねてなんかいない!」と真っ向から否定する。

あるいは「お前の方が拗ねているだけだ」と逆にこっちを拗ねてくる人扱いしたり、話題を逸らしたりして頑なに認めようとしないのが特徴的だ。

なお、人によってはいきなり黙りこんでしまう事で拗ねている事実を認めようとしないケースもある。しかし、これは態度では「拗ねてない!」と主張しているが、実態は図星を突かれてうまい返答ができず、黙り込んで拗ねている。つまり、態度と行動が矛盾していると言って良い。

 

拗ねる男性は自分の意思を忖度してくれる人を欲している

拗ねてくる男性は、自分の気持ちや要求を相手に伝えることが苦手である。(最近では聞かなくなったが高倉健の名台詞のように)いわゆる「不器用な男性」なのだと私は考えている。

そして、その不器用さはえてして自分の意思を忖度してくれる人を求めるようになってしまう。つまり、何も言わなくても自分の気持ちをなんでも理解してくれて、その通りに動いてくれるような都合のいい人を求めるようになる。

当然ながら、そんな自分で自分の気持ちを伝えることを放棄したわがままな男性の相手をするのは非常にめんどくさい。

しかも、仮に忖度がうまくいって要求どおりの対応ができたとしても、忖度してくれた相手を褒めたり認めることはまずなく、むしろ「それぐらい出来て当たり前だ」という不器用という言葉では到底カバーできないような態度を取るので、煙たがられるのも無理はない。

いわば、拗ねる男性は他人とのコミュニケーションにおいて自分から歩みよろうとせず、一方的に相手に期待を寄せては、相手の労力や精神力を消費する搾取型の人間である。悪い言い方をすれば、独裁者気質であると言ってもいい。

 

また、一方ではプライドの高さゆえに「拗ねる事で他人を振り回そうとする幼稚な部分のある男性」と手痛いツッコミを言われる事を非常に恐れている小心者な一面もある。

そのため、関わるうちに「怒り・不満 → 呆れ・哀れみ → 無視・無関心」という反応に変わっていくのだ。

なお、「拗ねているよね?」という指摘を拒むために、忖度癖が治る可能性は低い。そのため、拗ねる男性はエスカレートしやすく、次第に周囲に人がいなくなるか、自分に依存する癖のある人と共依存関係を構築する傾向がある。