福袋が転売ヤーに買い占められる事は、ある意味名誉なことなのかも

日常・雑記
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新年の初買いとしてこの時期毎年出るのが福袋。

大手家電量販店やデパートでは福袋目当てに早朝、下手すれば前日から店の前に並んで、福袋を買おうとしている熱心な客もいるものである。

しかし、その福袋が今年もヤフオクなどのネットオークションで転売目的のため買う人に狙われたことがSNSで話題になったり、福袋の中身がショボい、値段不相応ということでSNSで不平や不満が拡散されている光景を今年も発見できた。

 

 

福袋のような限定品は転売屋のいい獲物なのね

先日意識高い系の代名詞である、スターバックスコーヒーで発売された福袋全60個を行列の先頭に並んでいた客が買い占めたというつぶやきがネット上で話題になった。個数制限がなかったために、このような事態になったのである。

なお、スタバの福袋の中身が早速ヤフオクで出品されており、6000円と3500円の福袋セットで10500円の入札、即決価格は18000円(物によっては14800円)で出品されていた。また、福袋の中身をまるまる売るのではなく、福袋にあるトートバッグのみの出品もあった。まぁ、買った品が日本でのみ売られるとは限らないが…。

単純に福袋といっても、福袋に入っている商品の中の一部だけ欲しいという人にとっては、こういう転売で仕入れてきたであろうものを買うのはありがたいことかもしれない。

しかし、行列に並んで待った挙句に、転売ヤーに買い占められて買えなかった人にとってはいい迷惑。ましてや、行列中に何人も割り込まれて買い占められたのなら尚更。

 

とは言っても、ヤフオクも最近は手数料が上がって以前より利益を上げにくくなってはいるので、一概に転売が非常に儲かるとは限らないに。しかし、上手く当たれば美味しい商売だ。

組織的に仕入れていれば転売家業は更に美味しいものになるが、同業者同士での諍いごとが起きる可能性もある。

転売だけで食っている人にとっては同業者が増えてくればより狡猾に、そして戦略的に転売の品を手に入れなければならない。転売家業なんてそう長く続けられるものではないし、安定する見込みもない。そして周囲からの非難を浴び、売れなければ在庫の山と赤字に頭を悩ますので、およそ心が穏やかになれる仕事ではなかろう。

 

まぁ、福袋に限らず限定商品を転売目的で買い占めてしまったというニュースは初めてではない。妖怪ウォッチのメダルや去年発売されたプレミアム商品券まで買い占めされ、オークションに出品されてしまい買えない人が続出してしまった。

現在、転売そのものを法的に規制することは難しく、確実に金になりそうな限定商品を狙った転売は今後もしぶとく続いていくだろう。

 

 

 

SNSで企業の評判が簡単に落ちる時代なのね

転売屋の買い占めにより普通に買いたいと思う人や、その商品を売っている店や企業に対してまで不満を抱きイメージを損ねる原因にもなりかねない。そんな不満はえてしてSNSにつぶやかれ、瞬く間に拡散、まとめサイトやニュースサイトが取り上げ炎上することになる。

SNSが当たり前のように普及してネットとリアルの境界が無い昨今、たかが福袋一つであっても、企業のイメージを落とす火蓋となりうる。

当然ながらSNSを上手く宣伝に使えれば利益にもなるが、かつてゴキブリ入りのぺヤングが見つかったとして、一時ぺヤングの出荷が止まり打撃を受けたように、SNSやネットの力はビジネスにおいて脅威にもなる。

売る側も整理券を発行するなり、(当たり前だけど)個数制限を設けたり、ネット通販で販売するなどの策を取れば、転売対策になる…のだが、それでも転売によるイメージ悪化やトラブルを0にすることは不可能に近い。

 

また、福袋に転売屋が介在しなくとも企業のイメージが落ちることもある。

それは福袋を売れないものの処分としている場合だ。

「残り物には福がある」ということわざがあるが、えてして商売において売れ残ってしまうというものはそれなりの理由がある。訳ありだから残ってしまうのである。

例えば、市場のニーズに合ってない、在庫の数が多すぎた、売れる魅力が無い、売れる時期を逃してしまったもの等、ほっとけばいずれ処分されてしまうものを、わずかながらでもお金に変える方法としては福袋は優秀である。

まぁ、明らかに在庫処分とわかるような福袋の露骨な売り方をするところは少ないし、普通の福袋の中に在庫処分の品を混ぜ込む形にすれば文句も出にくい。しかっし、稀に「あからさまに在庫処分だろ!」というようなハズレの福袋もある。それも今や簡単にネット上でアップされてしまい、拡散されてしまうのが現状。そういう下手な福袋の売り方をするぐらいなら、福袋はやめたほうがいい。

 

まぁ、福袋なんて買わない人はおそらくこの先もずっと買わないし、純粋な意味で買う人は結構な確率で買い続け、そして年の瀬になり今年の福袋で何を買ったかろくに思い出しもせずまた翌年も買ってしまい続けるのだろう…勢いとノリに流されて。

 

福袋を売る側としても、話題作りとして福袋は有効であるし、転売屋に目をつけられるということは、ある意味それだけの知名度や売れるだけの価値が有る企業だということを示すものであり、名誉なことなのかもしれない。