負け癖がついている人の特徴を説明する

逃げ癖・負け癖
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個人的な持論だが、今の社会では競争や勝負は避けられない…と言っても、なにも体育会系の部活の試合のようなガチンコの勝負事ばかりではなく、たとえば受験、就職と言った多くの人が経験するであろう出来事や、あらゆる場面で他人との比較を受ける場面もまた、私個人の意見では競争であり勝負であると考えている。

そんな他人との比較が起きる場面にて負ける癖がついてしまっている人の特徴について、私個人の経験も踏まえて解説していこうと思う。

 

 

向上心や競争心を否定、嘲笑する

負け癖のある人は、自他関係なく向上心や競争心を持つことや否定する。

また、露骨な否定とまでもはいかなくても「そんなに頑張って何になるの?」とか「今やっている努力は非効率だから無駄」というように嘲笑・冷笑的な態度をとる傾向がある。

なお、最近は某切り抜きで有名なyoutuber・インフルエンサーの登場で、この手の向上心や競争心を否定・嘲笑する文化に染まってしまったり、心が弱っているせいでこの手の論調に同調する人が増えているように思える。

頑張りたくない人にとっては非常に心地よい論調であるためか、ハマる人はハマるのだろうと分析している。

 

仕事や勉強の結果に対して無関心を貫く、興味がなくなる

負け癖のあるからといっても、学生なら勉強、社会人なら仕事の成果に対して他者から評価を受けることは避けられないものである。

そんな時に負け癖のある人は、評価を受ける時に対して自分がはじき出した結果に対して無関心な態度を貫いたり、まるで興味がないような態度を取ることがある。

そもそも負け癖があることから容易に推測できるとおもうが、負け癖がある人は勉強でも仕事でも結果は芳しくない方である。当然周囲からの評価は厳しいものになるし、劣等感に襲われやすい。

そんな心に優しくない状況をあえて回避するために結果に対する興味・関心を失う。いわば、これは心理的に傷つかないための防御策なのだ。

なお、結果に対して無関心であるために、たとえばテストの振り返りをして学習するとか、周囲からのフィードバックを受けて次に活かすというPDCAを回すことは見込めず、結果は停滞か悪化になるのが明らかである。

また、無関心・興味なしであることが災いし何か失敗して「悔しい」という人間らしい感情がないために「あの人は結果が悪いのに平然としててどうも真剣味がないな」と人間性を疑われやすい人物でもあるのだ。

 

 

劣等感を抱くような対人関係を避けたがる

いくら結果への関心が薄くなろうとも社会で生きていく以上、人間関係は避けられない。

ましてや、負け癖のあるほどに能力が低く到底一人で金を稼いでいくことができないであろう人は、会社組織などの集団に所属して生きるのが現実的であるが、集団を選ぶ場面で劣等感を抱きにくいような集団を選ぶ傾向がある。

つまり、社会の底辺、あるいはそれに近い層が主流の人間関係にまるで転げ落ちるかのように接近し、所属しようとするのだ。

まぁ、自分と同じような負け癖(や怠け癖のある)人と一緒にいるのは、ある意味同類に囲まれている安心感はある。しかし、自分と同じように負け癖のあるような人…つまり、人格に難がある人に囲まれることになるので、対人関係は良好とはかけ離れたものになりやすい。

 

 

自分の人生の目標の下方修正を繰り返すと同時に、その生き方を自己肯定するようになる

私からすれば、負け癖のある人は受験や就職といった人生を大きく変える節目のイベントだけでなく、大小あらゆる選択において下に下にと下方修正する習慣をコツコツ積み重ねてきた。

結果、負けが続いているという自業自得そのものの状態に陥っているのだが、そんな状況を「ありのままの自分でいいんだ」と甘い言葉で自己肯定してしまうというどうしようもない特徴が見られる。

社会の競争で負けに負け続け、挙句の果てに自分の弱さ、甘さ、怠惰さに負ける。負け癖をこじらせると、自分にすら負けてしまうというのが負けグセの本当の怖さなのだ。

 

 

最後に

余談だが、私が好きな漫画「進撃の巨人」の中に

「人は戦うことをやめた時、初めて敗北する。戦い続ける限りはまだめけてない。」

という言葉が出てくるシーンがある。

このシーンは作中で登場する巨人(敵)に追い込まれた時に出てきたセリフだが、このセリフで言わんとしていることは現代人にも通ずるものがあるだろう。

 

まぁ、現代人にとって巨人のような明確な敵キャラや悪役なんていないと思うし、そういう憎むべき敵がいる人のほうが稀であろう。

しかし、敵というのは思いもよらないところ、それも身近なところにいるものである。たとえば自分の心の中に甘い言葉で語りかけてくる自分…みたいなものがいい例であろう。