職場で「話しかけづらい」と思われてる人に見られる特徴を語る

人間関係・コミュニケーション
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普段働いている人の中で、年齢や性別といった要素ではなく「なんとなくこの人には質問しづらいなぁ」「話したいことがあるけど、ちょっと聞きづらいなぁ」といった雰囲気を感じる人に出くわすことは多いと思う。

もちろん、対面のコミュニケ-ションに限らず、チャットやメール、LINEといった電子媒体上のコミュニケーションでも同様に「話しかけづらい人」にカテゴライズされている人はいるだろう。

今回は、この「話しかけづらい」と思われてる人に見られる特徴を語ろうと思う。

 

職場で「話しかけづらい」と思われてる人に見られる特徴

自分から挨拶ができない

本当に基本的なことだが、「おはようございます」「ありがとうございます」「お疲れ様でした」「すみませんでした」…といった、社会人として当たり前の挨拶を自分からしようとしない人は、関係を続けるに連れて「なんとなく話しかけづらい人」という印象を持たれやすい。

理由は、自分から積極的に挨拶してこないので親近感が湧きづらく、どこか壁を作っているように思えてしまうからである。とくに、感謝の言葉やねぎらいの言葉など、相手と親密になろうとする時に使う言葉を自分から口にしない人に対して、良い印象は持ちづらいものである。

なお、立場の都合上として、目下の人ばかりが自発的に挨拶をして、目上の人は挨拶をされたら返す…という、関係が作られている職場はあるものだが、その場合も同様に目上の人に対してなんとなく話しかけづらい雰囲気が作られてしまうものだ。

逆に目上の人から積極的に挨拶ができている職場は、それだけアットホーム(他意はない)な職場であると考えて良いだろう。

 

普段の態度が堅苦しすぎる、ぎこちない

普段からどことなく態度が堅苦しすぎる、緊張感を感じさせるようなぎこちない態度ばかりでいれば、話しかける方も変に緊張してしまい気軽に声をかけづらくなるものだ。

とくに真面目な人に見られることが多いけど、あまり周囲と打ち解けていない、集団に交われていない人にはこの傾向が見られる。

その上本人は「真面目なのにどうして周囲の人は話しかけてこないのか?私のことが嫌いなのか?嫉妬しているのか?」と遠ざけられている原因に自分ではなく周囲の人にあると考えてしまい、より溝が生まれてしまうこともある。

きっちり働こうとする意欲があるのはいいのだが、あまりにもきっちりしすぎていては話しかける方も近寄りづらい。あまりにも堅苦しい顔をしていないか、しかめっ面で仕事をしていないか、と仕事中の自分の顔を手鏡でいいから確認してみるのが良いだろう。

 

「面倒事を持ってくんな」という気持ちが態度に出ている

話しかけづらい人は、よく言えば自分の感情に素直な人。悪く言えば、不快感までも露骨に顔にだしてしまい、無意識のうちに他人を威圧してしまう癖がある人である。

例えば仕事の内容について相談したいときに「今そんな話を自分にしないでほしいなぁ…」「面倒事を持ってくんなよ…」というような、明らかに嫌であることを態度に出してきた人に対して、次からまた同じように相談しにいくだろうか?

話しかけづらい人は、急に「話しかけづらい人」という認識が生まれたのではない。普段の働く態度や人との関わりの積み重ねによって、その認識が生まれるのである。

「どうして周りの人は自分に話しかけないのだろう」と嘆くよりも前に、まずは己の心の声が態度に出ていないか…よく確認してみるべきだ。

 

普段から「話しかけてくんじゃねぇよ」という顔つきで働いている

態度だけでなく、顔つきもまた話しかけづらさに影響していると思う。

例えば「話しかけてくんじゃねぇよ」としかめっ面で仕事をしていたり、「めんどくさいなぁ」「早く仕事を辞めたいなぁ」と疲れた顔、荒んだ顔で仕事をしていれば、声をかけづらくなるのも無理はない。

こうした顔つきもまた、時間をかけて形成させるものである。加えて、話かけづらい顔つきであるために、周囲の人から指摘されることは少なく、意識的に自分で自分の顔を確認する習慣がない限りは、人を寄せ付けない顔つきが改善される見込みは無くなってしまう。

もちろん、ヘラヘラとした顔つきや愛想笑いをやり続ければいいというものではあるまい。少なくとも、相手に変なプレッシャーを与えないように、少し余裕を持った顔つきになるように意識したり、姿勢を正す・深呼吸をしてみるなどして体のコリのほぐせば、険しい顔つきも改善されるのだ。

 

「私は(自称)コミュ障なので話しかけないで下さい」という態度で仕事をしている

話しかけられた時に「話しかけられた!困ったなぁ…めんどくさいなぁ…なんて返せえばいいのかなぁ」と言う態度をとってしまう人もまた、話しかけづらい人に見られる。

なお、この態度は自称コミュ障な人によく見られる態度であり、とくにコミュ障という言葉や概念に馴染み深い若者層に多く見られる。

そんな態度を続けていれば、次第に話しかける人はいなくなり自称コミュ障の人にとっては都合の良い環境になるかもしれない。しかし、その環境が働く場所として快適だとか、働きやすいとか、ひいては職場の人から認められているという充実感が味わえる環境であるといえば、決してそうではないと思う。