私はかつて比較的温暖な地方都市(県庁所在地)の築40年超の3LDK賃貸マンションで8年間ほど一人暮らし生活をしていた。
マンションには友人や知人は来ることは滅多になく、恋人もいなかったので、基本的に(寂しい)一人暮らし生活であった。
そんな生活をしていた時の1年間の光熱費について、この記事ではまとめている。
マンション状況について
光熱費を語る前に、当時のマンションの環境、とくに光熱費に深く関わるガス・電気・水道周りの環境について説明しておこう。
生活状況について
当時はほぼ全ての仕事を在宅で行っていたので、日中は家にいることが多かった。とくに休日に買い出し以外に出かけることはなく、遠出することもなかった。
平日は職場にいて留守にしている生活をイメージしている方であれば、この記事でまとめている電気代よりは安く済む可能性も十分にある。
電気関連
3LDKのうちに、エアコンが設置されているのは2部屋。うち1部屋は冷房のみであり、実質的に冷暖房の両方が使える6畳の和室が私の主な生活空間であった。残りの2部屋は物置兼倉庫部屋と(春~秋の)仕事部屋兼応接室だった。
なお、床暖房は当然ない。電気式乾燥機や浴室乾燥機はなく、電気の消費量の増減はエアコン(冷暖房)の稼働に比例していた。
ガス関連
使っていたのは都市ガス。キッチン&お風呂にガス給湯器が設置されていた。
古い建物だと電気式の給湯器でお湯を沸かしている物件もあるらしいが、私の住んでいたマンションは比較的新しいガス給湯器であった。(なお、住んでる期間中一度お風呂の給湯器が壊れたことはあったが…)
水道関連
普通に公営水道を使っていた。風呂トイレ別で、浴槽は設計こそ古いが、家族向けの大きな浴槽でああり、一人暮らしで使うには持て余すぐらいであった。
また、水道代は家賃の一部に組み込まれており、多少上下動するが水道料金は毎月2500~3000円程度に収まっていた。
3LDKで一人暮らし生活をした時の光熱費
1~3月(冬)の平均光熱費
- 電気:約10,700円
- ガス:約5,400円
私が普段使っていた6畳の和室が北向きに位置しており日当たりも悪かったので、冬場は部屋が冷え込やすかった。住んでた部屋も1階で地面から冷えてくる部屋であった。
昼になっても日光が入ってこないので、必然的にエアコン&1畳サイズのホットカーペットを利用して、部屋の温度を保つようにしていた分、電気料金は高くなる傾向があった。
とは言え、雪国とちがい比較的温暖なところに住んでいたので、エアコンをガンガン回すことはなかったと感じる。なお、エアコンに限っては1日中つけていることもザラで、2,3月は13000円近くにまで跳ね上がることもあった。
お風呂はほぼ毎日入っていたが、お湯は湯船の半分だけの半身浴であったので、ガス代は底まで増加することはなかったと分析している。
4~6月(春)の平均光熱費
- 電気:約9,800円
- ガス:約5,200円
間取りや位置の都合で冷えやすい部屋であることも影響し、春になっても暖房が必要になる場面が多く、その影響で電気代は冬よりも1割ほど減ったが、それでも依然として10000円近くで推移していた。
風呂も冬と同様に、冷えを解消するために半身浴をしていたので、冬同様の値段であった。私自身手先と足先の末端が冷えやすい、末端冷え性であるため、なにかとお湯を使って手先足先を温める習慣が多く、そのことがガス代に反映されていたのだと分析している。
7~9月(夏)の平均光熱費
- 電気:約5,700円
- ガス:約3,600円
冷えやすい部屋にとっては一番嬉しい季節が夏である。
この頃になるとお風呂に浸かることもなく、ほとんどシャワーで済ませていたのでガス代は下がった。
電気代は冷房がメインだが、あまり部屋が暑くならないのでそこまでエアコンを多用することがなかった&省エネ機能付きのエアコンだったのだ、電気代も節約できた。
ただし、電気代は7月は約4000円、8月は約5300円、9月の8000円とバラつきがあったが、いずれにせよ1日中エアコン(除湿)をつけていることが多かったが10000円を越すことはなかった。
10~12月(秋)の平均光熱費
- 電気:約6,100円
- ガス:約4,000円
残暑が長引いた&秋が短かったためか、エアコンを使わない期間が多く夏よりも電気代とガス代が増えたと分析している。
冷えやすい部屋は、秋~春までの比較的長期間で電気代を増やす傾向があるのを念頭にして、光熱費をうまく節約することが大事だと痛感させられた。
まとめ 夏よりも冬場の方が光熱費が多いという結果に
年間の月平均の光熱費を算出すると
電気:約8,000円
ガス:約4,500円
となる。
上でも触れているが、冷えやすい部屋なので暖房を使う時期が長引く&それに比例して電気代は嵩む傾向が見られた。
その反面夏場は涼しい&エアコンが省エネ設計なので、電気&ガス共に抑えられる傾向があった。
なお、一人暮らしとはいえ、基本的にエアコンは1室のみしか使っていないので、電気代はそこまで跳ね上がらなかったと分析している。
この記事が一人暮らしだけでなく、二人暮らし以上の方の3LDK賃貸マンション生活の節約や何かのヒントになれば幸いである。