なんでも聞いてくる人がうざいと思われる理由を語る

人間関係・コミュニケーション
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すぐに調べれば分かることを聞いてくる人。それも何度もしつこく、そして自分の頭で考えずに「これ、どういうことですか?」と聞いてくる人は、えてして嫌われる率が高い人だと言える。

その上、聞いてきた挙句「これ、私にわかるように説明して欲しい」と付け加えられようものなら、怒りを通り越して呆れを感じてしまうのも無理はないと思う。

今回は、そんななんでも聞いてくる人がうざいと思われる理由を語ろうと思う。

 

なんでも聞いてくる人がうざいと思われる理由

自分の質問に周囲は答えてくれて当然という態度が無神経

すぐに聞いてくる人の中には「自分が質問をしたら周囲の人は必ず答えや正解をくれるに違いない」という類の態度で接してくる人がいるものだ。

その態度は、こちらが質問に対して答えるor答えない権利があるのを無視しているように見えてしまう。

あくまでも質問してくる人は、自分の質問に対して誰かが答えをくれることが決定事項であるかのように振舞ってしまう、という自己中心的な部分が他人に対して余計な苛立ちを与えてしまうのである。

また「答えてくれた当たり前」と考えているために、事情があって答えられない状況になると「あの人は私の質問に答えてくれないケチな人だ」「少しぐらい時間をとってくれてもいいのに」という、不満そうな態度を取ることも目立つ。

こうした自己中心的な態度を日々重ねるうちに、次第に人間関係の中で「なんでも聞いてきてめんどくさい人」という印象が強まってしまうのだ。

 

他人の貴重な時間を奪う行為をしていることに無自覚な様子に不快感を覚える

とくに仕事の人間関係においては、なんでも質問してくる人は疎まれやすい。

理由は不要な質問することによって、他人の貴重な時間を奪っているという事実に対して無自覚な様子が、多くの人の反感を買ってしまうからである。生産性の高さを重視している職場であれば、強い反感を買うのも無理はない人間である。

もちろん、質問してくる人が新人や20代であれば、まだ大目に見られるだろうが、およそ新人でも若手とも言えない働き盛りの人、中高年の人で質問ばかりしてくる人は、普段から仕事の手際も悪く、また他人に対する気遣いや心配りに無頓着であることも相まって、職場内外で嫌われる率が高い。

加えて、上司のように立場上意見しづらい人の場合は、調べればすぐわかるような質問をしてきて部下の邪魔をするだけでなく、調べるだけのコストを部下に丸投げして、自分だけ美味しい思いをしようとしている意地悪な上司と思われてしまいやすいのだ。

 

今質問できる状況でないのに、空気を読まず聞いてきて呆れる

なんでも聞いてくる人は、今到底質問できる状況でないのにもかかわらず聞いてくる。つまり、空気を読まずに聞いてくることで、多くの人の不満や呆れを誘ってしまう人物なのだ。

また、空気を読めないことは質問のスタイルにも少なからず影響している。

例えば、チャットやメールのようにある程度時間に融通が利く方法で質問してくるのではなく、いきなり電話やLINE通話で聞いてくる。

相手が今どういう状況なのか…つまり、電話に出られない程に忙しい状況なのか、という考えすら持たず、自分の都合で一方的に質問をしてくるという空気の読めなさ、相手の立場に立って物を考えられない癖が、質問の方法にも現れているのだ。

 

最初から自分で調べようとしない、他人任せな態度が気に障る

なんでも聞く人は、最初から自分で調べたり考えたりしようとせず「自分で考えるよりも詳しい人に聞けばいいや」という他人任せな態度をしているために、嫌われてしまいやすい。

もちろん、わからない分野だからこそ専門の人に教えを請うやり方は合理的だし、ウンウン悩むよりも最短で答えを見つけ出せる可能性も高いのは事実だ。

しかし、その姿勢ばかりでは関わる方は面倒である。ネットスラングの「クレクレ」のように、自分で勉強しようとせずすぐ他人に意見や答えを欲しいと要求してくる姿は、自分の時間と労力を奪う人と見られてもおかしくない。

また、普段から勉強したり考える癖がある人が、ある分野の勉強をする場面に際して、最初から聞いてくるのであれば、こちらも安心して質問に答えられるのだが、えてして最初から自分で調べようとしない人は、普段から勉強をするような人ではない。

  • 楽して知識を手に入れたい
  • 楽して頭がいい人だとみられたい
  • 悩むことなく、楽して技術を習得したい

…という、ものぐさな割に大きな成果を求めてしまう性格の持ち主だ。

最初のうちは自分の力で地道に努力しようとはせず、最初から他人に聞いて大きな利益を得ようとする邪道に走るため、まっとうに努力を重ねている人達からは疎まれてしまうのだ。

 

なんども聞いてくる人に多い「わかるように話して!」が嫌われる理由

最後に、なんでも聞いてくる人には「理解できるように話してよ」「わかりやすく説明してよ」と、注文をつけてくる人も多いが、この注文こそ説明する側を苛立たせる大きな原因だ。

一度説明したのにもかかわらず「わかりやすく話してよ!」と言われれば、今までせっかく説明してきたのに、それに対する感謝の声はないどころか、さらに注文を付け足してきたことでイラっといてしまう。

しかも、注文の内容が漠然としているのも苛立たせるポイントだ。どこが理解できていないのか、どの辺をもっとわかりやすく詳してほしいのか…という詳細があれば「なるほど、じゃぁそこに焦点を絞って説明しよう」という前向きな気持ちになるのだが、ただ「わかりやすく説明してよ」では前向きな気持ちにはなりづらい。

何度も聞いてくる人は、質問する行為で他人に不快感を与えていることにも無頓着だけでなく、普段からものごとをあまり深く考えないせいか、質問する際の言葉の使い方、気持ちの伝え方までも無頓着な傾向がある。そのことが、多くの人を苛立たせているのだろう。

 

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