ちょっと変わったりんごアレルギーに悩まされている体験談を語る

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私は果物のりんごを食べると口の中や唇、喉の奥のほうがなんとなくむず痒くなってしまうという、果物アレルギーの持ち主である。しかも、りんごの身ではなく皮を食べた時に強いアレルギー反応が強く出るという体質である。

私が調べたところ、食品アレルギーの中でも果物アレルギーは症状を訴える人の絶対数がまだ少ない&症状が比較的軽度であると言われている。

実際にこのアレルギーを持つ私としては、ほかのメジャーな食物アレルギーよりも症状は軽いものの、普段の生活では結構気をつけていることがあるのが実情だ。

今回は、そんな私のりんごアレルギーのことについて語ろうと思う。(※なお、わかってると思うがアップル社のことではない、断じて)

 

りんごの皮に対して強いアレルギー反応が出てしまう

冒頭でも述べたが、私はりんごの身よりも皮を食べたときにとりわけアレルギー症状が出るという体質である。

この症状にぼんやり気がついたのは、小学校の給食で出たりんご(皮付き)を食べたときである。それまでは、食品アレルギーとは無縁で、最初のうちは「ちょっと口周りが痒いなぁ」程度に思うぐらいだった。最初はりんごが傷んでいたのかと思って軽く流していたのが実情だった。

それからりんごをワイルドに皮ごと食べる時があるたびに、唇や喉の奥のほうがむず痒くなる経験が多発。その頃はちょうど高校生で「ハチに刺されるときは二度目のほうが危ない」という情報から派生して、アレルギーに対する知識も知っていたため、自分がりんごにアレルギーがあることを自覚し始めたのだ。

なお、アレルギー症状はせいぜい喉周りや唇が痒くなって赤く腫れるぐらいであった。いわゆるアナフィラキシーショックのような命や身体活動に影響が出るような重度のものではなかった。せいぜい、唇のかゆみを抑えるために引っかきすぎて、唇の皮がむけるor軽く出血するぐらいであった。

 

果汁100%ジュースやすりおろしりんごではアレルギー症状が出ない

しかし、私がりんごにアレルギーがあると今ひとつ実感できなかったのは、不思議なことにりんごジュース(果汁100%[濃縮還元])や、すりおろしりんご、ジャムやアップルパイを食べているときには、ほとんどと言っていいほど口周りのかゆみ等の症状が無かったからである。

ただし、自分はりんごアレルギーであると自覚してからは、時折りんごジュースを飲むと喉の奥のほうがむず痒くなる感覚を微かに感じるようになったが、これは自分がりんごアレルギーであると自覚したことで過敏になっているのではないかと感じている。

もちろん、生の林檎を丸かじりしたときのほうが、かゆみや喉の不快感などのアレルギー反応は強く出る。ジュース程度なら、ジュースだけに気にせずサラッと流せた。

しかし、たまにジュースの中に沈殿している果実部分も一緒に飲み込む、喉の違和感に襲われることがあった。

 

ちなみに、「増える果物アレルギー 花粉症患者、誘発のリスク(外イブサイト)」では

口腔アレルギーを起こす果物のアレルゲンは熱に弱く、多くの場合、加熱すれば食べることができる。リンゴはアップルパイやジャム、ジュースなどに加工すれば大丈夫だ。

という記載があった。

私がジュースやジャム、アップルパイでは症状が出ず、生の果物だと症状が出る理由はまさにここにあると考えられる。

 

梨やラフランス、青りんごや桃でも同様の症状が出る

また、りんごと同じバラ科の果物である

  • ラフランス
  • 青りんご

などの、果物でも同様にアレルギー症状が出ることが今でもある。

とくに私は梨のみずみずしさが好物なのだが、皮をむかずにそのまま食べると、喉だけでなく舌までもむずむずと痒くなってしまい、口の中が落ち着かなくなることが多々あった。

また、桃の場合は皮は食べられないので捨てているが、身を食べたあとに唇がりんご以上にむず痒くなってしまうことが多かった。

しかし、桃に限っては缶詰の場合だと全然アレルギー症状が出ず、むしろ問題無く食べられる…という不思議な体質であり、自分でも何が原因でアレルギー症状が出ているのか正直理解できていないのが現状である。

 

なお、バラ科ではない

  • ブドウの身(ブドウ科)
  • キウイフルーツの身(マタタビ科)
  • グレープフルーツの身(ミカン科)

でも、食べるとリンゴ同様に痒みが出てしまう体質である。

 

りんごアレルギーを持つ私が気をつけていること

当たり前のことだが、りんごを含めたアレルギーが出る果物をあまり食べないように気をつけている。

一人暮らしを始めて自分の体にあっているものを自由に食べられるようになってからは、アレルギーが出る果物よりも、バナナやミカンなどのアレルギーに悩まされない果物の方を主に食べるようにしている。

また、果汁100%ジュースや果物を使ったお菓子なども同様にアレルギーが出ないものを選んで食べるようにしている。(そもそも、そこまでりんごに執着心がないのが不幸中の幸いだったかもしれない)

 

せいぜい、食べても口周りが痒くなるだけなのだが、いくら軽い症状でも決して気持ちのいいものではない。

ましてや独身なのでもしも体を壊すようなことがあれば、それこそ軽い症状でも周囲に人がいないことから放置されて重症化してしまうリスクがある…と言うのは、ちょっと大げさかもしれないが、わざわざアレルギーが出るものを食べるようなことはせず、自分の体にあったものを食べるように心がけている。