私が白髪を増やしたいと感じている理由を語る

美容・健康に関する話題
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私は30歳手前で白髪(若白髪&部分白髪)が急激に増えてきた経験がある。当時は加齢と老いの二つのショックを感じていたし、あまり白髪が増えないで欲しいという気持ちがあった。

あれから白髪が(ゼロではなくなったが)減った現在、私は「正直白髪を増やしたいなぁ」という、他人から見れば馬鹿げた願望を抱いている。

今回はそんな白髪願望について語ろうと思う。

 

「白髪=渋くて貫禄のある男らしさの象徴」だから憧れている

現在アラサー独身恋人なし男性な私は、白髪が生えている大人な男性に対して強い憧れがある。

もちろん、白髪に悩んでいる人からすれば非常にうざったい憧れだとは思うが、それでも私は白髪が多い大人になることを密かに夢見ている。(ただし、ハゲ、薄毛はさすがに憧れない)。

その憧れの根底には、おそらくだが「白髪=男性らしさ、苦労を重ねてきたタフさ、たくましさ、貫禄を感じる」というイメージがある。だからこそ、白髪を生やして強くたくましく、そして貫禄のある男性になりたいのだと感じていると分析している。

実際に、今の私はアラサーにしては若く見られがちだる。下手すれば大学生と間違われてお年寄りに道案内を頼まれる経験が多い。そして正直に申し上げれば、若く見られてしまうことがあまり好きではないという、見る人から見れば贅沢な悩みを抱えているのだ。

私としては立派な大人になりたい。もっと言えば、渡哲也さんや緒方拳さんのような年齢を重ねるごとに渋さが増していく、魅力のある男性になりたいという願望が強い。その魅力に通ずるものが白髪であると私は考えているのだ。

また、漫画「美味しんぼ」の主要登場である海原雄山にも、私は強い憧れがある。海原雄山は(道徳、人格面はさておき)豪快さや自身の美学や価値観、そしてなにより貫禄のあるキャラクターである。そして、海原雄山の髪にも白髪がある。

こうした私の中で憧れる貫禄のある渋い男性像に共通している白髪というパーツが、私の中で白髪が「増えて欲しい」という願望の根源になっているのだと思う。

 

髪の毛を染めるのは邪道という環境育ってきたことも影響している

なお「純粋に髪を白か銀色に染めればいいのでは?」とお思いになる方も多いと思う。

しかし、私自身は過去に髪を染めるような文化とは無縁な環境で育ってきたし、むしろ「髪を染める=不良や頭の悪い若者がするような不道徳な事」という教育で育ってきた。

また私自身あまり黒髪から金髪にした自分が正直想像できないし、仮に金髪にしたとしてもあまりの合わなさで、自分で自分を呪いたくなるような衝動に駆られる自身がある。

とにかく「髪を染める=絶対にやってはいけない事」というタブー意識が強いままアラサーまで育ってきたせいで、白髪ほしさのために髪を染めることには今でも強い抵抗がある。あくまでも自然に白髪が増えて来ることを望んでいるのだ。

 

「白髪が急増してもそこまで健康に悪影響が出てない→白髪を増やしても問題ないのでは?」と考えるようになった。

過去の白髪に関する記事(下を参照)でも触れていることだが、私の場合急激に白髪が増加してもそこまで体に致命的な病気や健康被害が出なかったことも、白髪願望に大きく影響している。

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よく、「白髪が急増=心臓や肺などの臓器に隠れた病気がある」というケースが多く報告されているが、私の場合はそういった健康被害は今のところ全く出ていないし、そういった体の不調の前兆も今のところ確認できていない。

それだけでなく風邪もここ2~3年は全く引かず、日頃からジョギングに筋トレという有酸素&無酸素運動を継続していて至って健康体だった。そのため、白髪の急増は一時的なストレスや生活環境の悪化によるものだと考えている。

もちろん、ストレスを抱えた生活は良くないし、そういった生活ではいずれ白髪以外の健康被害が出てもおかしくない。

しかし、私はどこか世間との主流とズレているのか、ストレスそのものをとりわけ悪く感じていない。むしろ、日々の生活にハリを与えてくれて、神経を研ぎ澄ませてくれる原動力のようなポジティブなものだと感じている。

その影響もあってか、ストレスがたたった結果として白髪が増えてくれることを、心の奥底では渇望している自分がいると感じている。(もちろん、健康面では良くないであろうことは承知しているが…)

 

白髪を増やすような生活はやめたが、白髪へのあこがれは消えない

白髪が急増してからは、劣悪な環境のマンションから引越したり生活を朝方に戻すなどして、健康でストレスの少ない生活環境を取り戻した。

しかし、そんな今でもストレス増加による白髪頭への憧れが消えていないのは実情である。

重ねていうが、私はストレスそのものをそれほど悪いものだとは捉えていない。むしろストレスがあるからこそ、仕事に燃えて打ち込めた。

そして打ち込んできた経験が男としてのタフさや貫禄につながる、今まで受け入れ乗り越えてきた苦労が伝わるような渋い男性像につながる…という考えがあるからこそ、白髪もストレスもウェルカムな心理になっているのだと自己分析している。

…まぁ、今の若い人(という言い方をするのは違和感があるが)に限らず、何かとコスパよく、要領よく生きていこうとする人が多い中では、よく言えば珍しい考え方、悪く言えば効率の悪い時代錯誤な生き方・価値観だとは思うが。