在宅ワークは太りやすい 10kgも体重が増えた経験を語ろうと思う

テレワーク・在宅業務
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在宅勤務(テレワークのこと)を導入する企業が増え始めてきて、働き方の多様性が認められるきっかけが生まれていると感じる昨今。私が危惧しているのは在宅ワークのせいで肥満に悩まされる人が将来の日本で増えてしまうのではないかということである。

かくいう私も、かつて前職で在宅ワークが導入された際に、気が付けば体重が10kgも増加。BMIでやや肥満~肥満レベルになってしまったことがあった。(今は体重は元に結構頑張って戻した)。

今回はそんな私のおデブ化してしまった経験について語ろうと思う。スリムでヘルシーな在宅ワークライフを送るのに役立てていただければ幸いである。

 

体重が10kg増えた経緯

冒頭でも述べたが、私の前職はウェブサイト運営、管理、デザインという業務内容であり、且つオフィスの賃料削減のために一部の従業員に在宅勤務を命じる…という出来事があった。

それにより、私は今まで徒歩20分程度の職場に通うことすらなくなり、丸1日自宅の賃貸マンションで仕事をするという働き方に変化。そんな働き方がおよそ3~4年ほど続いた。

そんな生活が続いているうちに、気が付けば体重は10kg近く増加。年換算ですれば毎年大体2~3kg増加。人生初の70kg台目前になるまで太ってしまった。

アラサーに差し掛かったひとり暮らしの独身男性で、それまでスマートな方だと自分で認識していたし、軽いジョギングや筋トレなどの運動習慣もそれなりにあったのに、気が付けば「やや肥満~肥満」レベルに差し掛かっていた事実を目の当たりにして、ダイエットも決意することになった。

 

在宅ワークが太りやすい理由

日常生活における運動量(消費カロリー)が減る

在宅ワークで家に引きこもってた当時、iphoneのヘルスケアアプリで1日の歩数を確認したところ、100歩/1日いかないときが多かった。

普通に出勤していた時は、6000~7000歩/1日ぐらいあった。時間にすると大体1日で1時間弱のウォーキングの時間がなくなったのだから、その分消費カロリーが減るのは言うまでもない。

また、途中で歩道橋を渡ったり、オフィスのあるビルの階段を登るなど、階段昇降で消費するカロリーもなくなったので、必然的に日常生活における消費カロリーが減ってしまった。その結果カロリーオーバーにより体脂肪が増えるのもやむなし…という具合だった。

 

昼食・おやつを気兼ねなく食べてしまう

在宅ワークは家にいながら仕事ができるので、ランチのレパートリーも豊富になる…ということは、ランチでつい自分の食べたいものを食べたいだけ遠慮せず食べてしまうという、悪い食習慣が身についてしまうことがあった。

私の場合羽普段なら同じ職場の人がいるのでできなかった、

  • カップラーメンにもうひと玉ラーメンを付け加える。
  • カップ蕎麦にお餅(2~3つ)を追加する。
  • 焼きそばに白ご飯を追加する

など、人目がないからこそできるちょっとした贅沢(もとい邪道飯)をしてしまった。

また、ランチだけでなく間食(主に和菓子)もつい遠慮せず食べてしまいがちになった。今にして思えば孤独やストレスを食欲で紛らわしていたようにも思えるが、単純に在宅勤務で人目がないことに甘んじていただけだと己を恥じている。

 

同じ職場の人に「最近太った?」とすら言われない

在宅勤務で且つほとんどメールがチャットのやり取りのみだったので、当然ながら「最近太った?」と言われることすら無い。

もちろん、今の世の中「太った?」と聞こうものなら、セクハラだのパワハラだの言われるかもしれないが、在宅勤務で体重が増えてしまった経験がある私からすれば遠慮せず「太った?」と聞いてくれる人の存在は結構ありがたいものだと思う。

また、私の場合は体重が増えても顔の肉付きはそんなに変化しなかったことも、デブ化が進む要因になったと分析している。

 

人前に出ないので自分の体の変化に無頓着になる

在宅ワークに慣れてくると、次第に人前に出ない生活なのも会って、自分の身だしなみや体型についての関心が薄れてしまうことがある。

いつもだらしない服装でそのまま仕事をする&ちょっとコンビニに出かけてしまうという癖がついてしまい、体だけでなく心までも弛んでいるような感覚に襲われていたと、ダイエットに成功した過去を振り返って感じている。

人前に出ても恥ずかしくない格好なり体型でありたいという感情すら当時は薄れていたように感じていた。そんな調子では、体脂肪が増えて締まりのない体になってしまうのは無理はないと思う。

 

楽な生活に慣れて外出する気すらなくなりデブ化に拍車がかかる

在宅ワークに慣れてくるもうひとつの弊害は、(定期的な運動以外では)普段からあまり動かない楽な生活に慣れてしまい、意識的に外出しようとする気持ちすら湧かなくなったことである。

つまり、出不精が身についてしまったことでますます体重が増えてしまうのだ。

私にとって在宅ワークは孤独感こそ感じるものの、自分の自宅にいながら仕事ができるという気楽さは結構性にあっていた。

また、当時は恋人はおらず、友人とも疎遠になっていたので意識的に外に出る機会はますます減っていた&副業(クリエイティブ関係)に打ち込んでいて、ますます家にこもっていることが多かった。

買い出し以外では外に出ないというセルフ緊急事態宣言のような生活をしていたので、太ってしまうのも無理はないと感じた。

 

体重増加で起きた健康面の変化

10kg近く体重が増えたせいで、私は地味な腰痛と肩こりに悩まされることが増えた。

ふだんからPCと向き合い座りっぱなしで働くデスクワークな働き方をしているせいで、腰への負担が地味に強かった。また、腰の筋肉の疲労が肩こりとなって現れることが私の場合はよくあった。

いくら寝具を高級で腰に負担が少ないモノにしても腰痛は消えなかったが、いざ思い立って減量をしたら、腰痛と肩こりは体脂肪と共に消滅していった。

こうした経験から私が言えるのは、在宅ワークを健康的にやりたいのであれば、太らないことが何よりも大事ということだ。