在宅勤務で集中できないときの仕事の進め方

テレワーク・在宅業務
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在宅勤務(テレワーク)をする過程で、おそらく多くの人が経験するのは目の前の仕事に集中できずにだらけてしまう、すぐにサボってしまうという現象だろう。

とくに、在宅勤務を始めて間もない人であれば、慣れてないことも相まってなかなか集中できない。自宅という誘惑の多い環境ゆえに、ついスマホを確認して手が止まってしまう…なんて良くない習慣が染み付いてしまうこともよくあることだと思う。

かくいう私も前職で在宅ワークが導入されたときは、最初のうちは集中できなかったが次第に誘惑に惑わされることなく仕事ができるようになった。

仕事スペースのすぐそばにはニンテンドースイッチや漫画、スマホ、お布団などが置いてあるが、それでも問題なく仕事に取り組めるようになれた。今回は、そんな私が在宅勤務の集中できない問題を解決するために行ったことを説明しようと思う。

 

在宅勤務で集中できないときの仕事の進め方

少し締め付けの厳しい服装に着替える

まずはじめに在宅勤務に集中して取り組むためには服装に気を配るというのが、地味なようでいて意外と大事である。

というのも、家だとどうしても締めつけの緩い服装でリラックスしがちである。場合によっては寝巻きのまま仕事をするということも過去にはあった。しかし、服装が緩いと気持ちも緩みがちになってしまう。つまり、サボり癖・だらけ癖を誘発してしまうのだ。

そうならないためにも、まずは仕事モードに入るために少し締めつけ感のある服装に着替えた上で在宅勤務に取り掛かるのが、集中できない問題を解消するためには効果的である。

実際に服装を着替えることで「さて、仕事しないと…」という気持ちになりやすいし、仕事の関係で荷物を受け取る時に、恥をかかなくても済む。仕事に入る前の一種のルーティンワークとし取り入れるようにすればいい。

在宅勤務時の服装についての持論を語ろうと思う
20代半ばから在宅勤務(テレワーク)をしている私の持論だが、在宅勤務をする上では服装についてのルールを決めておくことが、地味なようで実は仕事の能率を上げることに役立っているのではないかと感じることがある。 今回は、そんな在宅勤務と服装...
在宅勤務時の服装についての持論を語ろうと思う
20代半ばから在宅勤務(テレワーク)をしている私の持論だが、在宅勤務をする上では服装についてのルールを決めておくことが、地味なようで実は仕事の能率を上げることに役立っているのではないかと感じることがある。 今回は、そんな在宅勤務と服装...

「とりあえず目の前の簡単そうな仕事をやろう」の精神で取り掛かる

在宅勤務に限ったことではないが、仕事に集中できないときはやるべき仕事がたくさんありすぎて、どれから着手したらいいのかわからず、困り果てた結果として仕事が億劫になることが多々あった。

そんな時は「とりあえず目の前の簡単そうな仕事をやろう」の精神で取り掛かることが、集中できない問題を解消するための第一歩である。

たくさん仕事があっても、とりあえず比較的楽そうな仕事から始めていくことで、次第に体と心にエンジンがかかって、「ついでだからほかの仕事も一緒に片付けてしまおう!」という気持ちになれる。

もちろん、簡単そうな仕事意外にも「早急性の高い仕事から取り掛かろう!」というやり方でもOKである。

やるべき仕事がたくさんあるときは、とにかく手っ取り早く取り掛かれそうなもの、取り掛かる必要性があるものから始めていき、それを足がかりにして体と心を仕事モードに切り替えていくようにするのがよい。

 

ストップウォッチで時間を計測しながらゲーム感覚で仕事を進める

私自身がフリーランスで自分の時間給を計算する時にやっていた「仕事にかかった時間をストップウォッチで計測する」という習慣もまた、集中できない問題を解消するコツだと感じている。

ストップウォッチで計測することで。

  • タイピングの平均速度
  • 毎日やってる仕事の平均的な所要時間
  • トイレ休憩などの休憩の平均時間

など、仕事中の自分のあらゆる仕事の平均時間・ペースを調べることができる。

そして、自分で自分の仕事を計測しているという程よいプレッシャーがかかる状況が「いつものこの仕事をなるべく早くこなして、自己ベストをたたき出そう!」という、いい意味での競争心を芽生えさせてくれる。

この競争心があるときは、仕事も短時間で集中して行える時が多い。こうなると、仕事というよりはまるでスポーツの試合やゲームのリアルタイムアタック(RTA)を実際にやっている感覚になれる。まさに、仕事をしているという感覚よりはゲーム感覚に近いと言える。

またゲーム感覚だからこそ、よりよい記録を出すために不必要な休憩時間を減らしたり、仕事を効率的に進めるために新たなショートカットの技術を学んだり…などの創意工夫も自然とできるようになるのだ。

 

「モチベーションがないから仕事に集中できない」という悩みについて思うこと

これは私の持論だが、仕事に集中できない理由を「モチベーションがない」と感じて悩んでいる人に対しては、モチベーションに頼らず動けるように周囲からの評価も得やすくなる…と伝えたい。

というのも、私自身在宅勤務を続ける中でどうしても気分が乗らないときや、なんとなく調子が悪くスランプ気味な時もあった。

そんな時でもなんとか仕事がやり遂げられたのは、モチベーションがなくても求められている仕事の質を担保しつつ、最後まで仕事をやり遂げることを徹底したからである。

つまり「モチベーションの有無に関係なく、とりあえずこの仕事はしっかり終わらせよう」の精神で仕事をこなす経験を重ねた結果、モチベどうこう関係なく在宅勤務ができるようになったのだと感じている。

まぁ、実際は「モチベがないから仕事ができませんでした」とは口が裂けても言えないし、仮にモチベのせいで仕事ができなければ、上司や取引先から怒られてしまう事は容易に想像できる。

そんなことが起こしてはならないからこそ、とりあえずモチベがゼロに近い日であっても仕事のために体が動くようになった。また、限りなく低いモチベでも着実に仕事がこなせた経験があるからこそ、モチベがなくなることに対して恐怖を覚えることもなくなった。

 

私が思うに「モチベがないから仕事ができない」という意見を言う人は、自分に対して過度な理想を描いているように思える。

そしてその理想が打ち破られたくないから、モチベが低い状況になると「モチベが低いから仕事ができない」と理想に届かない仕事をしなくてもいい理由を探しているように見えてしまう。

もちろん、モチベがあるに越したことはないが、モチベがなくても仕事が着実にこなせる人間になった方が、周囲からの評価も得やすいのではないか…と思う。