在宅ワークで発生する「コミュニケーションが怖い」問題について語る

テレワーク・在宅業務
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昨今の在宅ワーク(あるいはテレワーク)を取り入れる職場が増えてきているなかでよく見聞きするのが、仕事のコミュニケーションを取ることに恐怖や不安、過剰な緊張を感じている…という話である。

とくに今まで出勤していたのに急に在宅ワークに切り替えた職場では、こうした「コミュニケーションが怖い」問題は起きやすい。

かくいう私も5、6年前から勤めていた職場で在宅ワークを導入し始めたときに、コミュニケーションに対して今までには感じなかった怖さを感じるようになった。

今回はこの「コミュニケーションが怖い」問題について語ろうと思う。

 

在宅ワークに切り替えて発生する「連絡するのが怖い」問題

在宅ワークの場合、基本的なやり取りはメールやチャットツールを使ったやり取りがメインになる。

もちろん、電話やスマホの画面越しにミーティングができるツール(Zoomなど)を使う職業もあるだろうが、それらは時間や場所の拘束が強いことや全員のスケジュールの調整といった問題があるので、基本的にはメールやチャットといった文面上のやり取りがメインである

しかし、今まで実際に対面の会話や通話でやり取りをしていたのに、いきなり文章のみのやりとりになると、途端にやり取りに対して冷たい印象を感じてしまったり、言葉にトゲやキツさといった怖さを感じてしまうことが多い。

これは、普段会って話す中で感じていた相手の表情、話口調、間合いといった、やり取りを穏やか且つ和やかにする部分が感じられない…という状況からくる怖さである。

遠距離恋愛で文章のやり取りだけになって関係がギクシャクしてしまうカップルと同じような現象が、在宅ワークにおける文章のやり取りでも発生しているのだ。

 

メール、チャットのみのやり取りにより、言葉が辛辣に感じてしまいがち

たとえ今まで毎日のように会っていた相手であっても、文章だけのやりとりになると途端に相手に対して怖さを感じてしまいがちだ。

また、普通のやり取りであっても「本当は怒っているのでは?」「実は相手を不愉快な気持ちにさせているのでは?」という不要な誤解や疑心暗鬼を発動させてしまいやすい。

当然そんな調子では仕事上やるべき連絡に対して苦手意識を募らせやすく、仕事の能率を下げてしまうだけでなく、メンタル面の不調・不安定など、新たな問題も出てくるのだ。

とくにビジネス的な挨拶や文章のやりとりでは、どチラかといえば機械的・事務的な文章である。そんな文章に対して相手のポジティブな表情や感情を積極的に想像しよう…というのは難しい。

むしろ、機械的であるからこそ「怒っていないか?」「不快にさせていないか?」というネガティブな表情や感情を想像しがちになる。結果、コミュニケーションへの怖さが増幅されてしまうのだ。

 

在宅ワークでコミュニケーションを怖がりやすい人の性格、特徴

また、在宅ワークでのコミュニケーションに対して不安や緊張を覚えやすい人がいると、私は実際に在宅ワーク業を続けてきた中で感じた。

具体的には

  • 普段から周囲と協調することに熱心な人や、他人の顔色を伺う癖がある人。
  • 几帳面で普段からコミュニケーションを含む仕事のやり取りに気を配る癖がある人。
  • コミュニケーションが好き&得意。人柄や雰囲気の良さで職場に馴染んでいた

といった人は、在宅ワークで文章のやりとりに中心になると、環境の変化に不適応を訴える傾向が強かった。

なお、逆に

  • 普段からマイペースに仕事を進めようとしたがる癖がある人。
  • 大雑把で多少のコミュニケーションの粗を対して気にしない人。
  • 人間関係が得意ではなく、孤独でもさほど苦痛を感じない人。

の場合は、在宅ワークで文章のやりとり中心になっても、そこまで環境の変化に苦労しない傾向があった。(むしろ快適そうであった)

もちろん、ここに挙げたのはあくまでも私の体験の中で感じた性格面での特徴である。例外はいくらでもあると補足しておく。

 

在宅ワークに慣れないうちは電話やLINE・スカイプ通話のコミュニケーションも利用する

在宅ワークに対して不慣れな人やコミュニケーションに苦手意識を抱えている人が多い場合は、多少時間を割いてでも電話やLlNEなどで通話をし、密にコミュニケーションをとることが仕事の能率を上げるためにも、メンタル面の不安を取り除くためにも効果的である。

もちろん、通話の内容は仕事に関連することに限定せず、例えばなにげない世間話やぶっちゃけ在宅ワークで感じていることを打ち明けたり、(言っても問題ない相手であれば)たわいもない愚痴を言ってみる…などして、慣れない在宅ワークでの緊張をなるべく取り除くのが良い。

 

在宅ワークを導入し始めると、次第に人恋しさや孤独感が強まってしまう人が多い。そうした孤独を解消する意味でも、普段なにげなくしている会話というものがどれほど重要であるかについては、私が在宅ワークをしている中で強く感じた。

そういう意味では、最近電話嫌いの人(主に若者)に見られる「電話は相手の時間を奪うだけの無駄な行為だ!」という強い主張には意義を申したくなる。

無駄なように見えて実は有用であること。つまり「無用の用」が、在宅ワークをなるべく穏やか且つ円滑に進めるためには大事なのだ。

 

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