現在私は在宅のフリーランス(クリエイティブ職)で仕事をしているが、クリエイティブ職であるがゆえにユニークな人と関わることが多い。
そして、ユニークであるということは一般的な常識や倫理観が通用しない人と仕事をすることもある…つまり、セクハラのようなハラスメント(嫌がらせ行為)を受ける事もあるのだ。
と言っても、在宅なので体に触れられたという事例ではない。主に私の恋愛事情を詮索されたり、相手が自分の恋愛事情(下品な話題を含む)などを喋ってきた…というものである。
もちろん、こうした話は「セクハラ」と決めつけて糾弾するラインを越えるかどうかは微妙だし、私個人としてはあまり気持ちのいい仕事相手との会話では無かったので、一応セクハラとして扱いながらプライバシーに配慮した上で私の経験談を語ろうと思う。
※なお、補足だが私のスペックはアラサーの独身男性である。つまり、男性である私がセクハラ被害者であると理解した上で、読んでいただければ幸いである。
私が仕事中の恋愛の話題が嫌いになったきっかけ
一応補足だが、私が仕事における恋愛の話題に苦手意識嫌いになったのは、前職で働いているときに知り合ったメンタルに問題のあるおばさん(いわゆるメンヘラ女性)のせいである。
仕事の都合で知り合ったが、いきなり自分の恋愛遍歴や離婚した理由、過去の男性の話をしてきたり、過剰なボディタッチ(握手、肩を揉む、腕を組む)をしてくる…というセクハラを受けたことが、なかばトラウマとして残っているのが原因だと考えている。
「男のくせにセクハラを訴えるなんて情けない…」とお思いの方はきっと多いことだろうし、私自身男なんだから多少は我慢して相手を受け入れる器量を持てる男になるのが大事だ、という考えを持っている部分もある。
しかし、そうは言っても我慢できない部分があるのも事実だし、メンヘラおばさんに出会って以降、女性恐怖症気味になっているとも感じる。
そうした経緯もあって、この記事ではやや大げさに思えるかもしれないが、私が不快に感じたということを根拠に「セクハラを受けた」と表現している。
作業中の通話でいきなり恋愛関係の有無について聞かれた
ある仕事の発注者(男性)と仕事をしている時の作業通話中に、いきなり「今付き合っている人いるの?」という話が振られてきた。
一応その人とは仕事で長く関係を持ってはいるが、当時私は付き合っている人はいなかったし、そもそも仕事の場面で恋愛に関して話すことそのものは好まなかったので、「まぁ、いないですねぇ」というちょっと有耶無耶な返事をしてしまった。
その有耶無耶な態度がどうも引っかかたみたいで「実は好きな人がいるのでは?」とか「最近女性と遊んでないんでしょ」とか「女性と遊ぶのは楽しいぞ」というような話題(昼間にできないような下品なものも含む)を続けざまに言われた。
もちろん、男性同士のなにげない会話であればこうした恋愛に関する話は日常茶飯事だし、そういった話に対して「セクハラです」という方が、考えすぎだとか気にしすぎだとか言われるだろう。(事実私もそう感じている)
しかし、一応でも仕事の時間中にそういった恋愛に関する混み入った話をすることは、私としはあまり感心しなかったし、振り返って見ればやはりセクハラの一種であったと感じている。
なおセクハラをしてきた人は発注者であり立場上は私の方が下なので、恋愛の話を断りづらい状況でもあったので、場合によってはプライバシーの詮索をしたという意味では、パワハラの一種になるのかも…とも考えられる。
将来の結婚するために見合いや街コンに参加すべきだと言われた
また別の発注者の人(男性)でも恋愛の話になって、同じような有耶無耶な返事をしてしまったことが影響して、「君は街コンに参加すべきだよ」とか「アプリを使って出会いを持とうよ」という具合のアドバイスを受けたこともあった。
加えて、その人が実際に街コンやアプリでであった人との恋愛遍歴を聞かされる、ということもあった。
もちろん、こうした会話は男性であればよくすることだし、アラサーともなれば将来のパートナーについて考え始めること事態、至って自然なことだろう。
しかし、私自身は恋愛に関する話題は正直苦手であったし、ましてや結婚の話だとか女性遍歴だとかを聞かされるのは、あまり気持ちのいいものではなっかたというのが率直な感想であった。
とはいえ、その発注者は私よりも年上の人(ただし独身)であり、立場上やはり話題を変えるのは難しかった。
在宅業務だからといって過度にプライバシーな通話は控えるべきであろう
最近は多くの企業で在宅勤務(テレワーク)を導入が盛んに叫ばれている状況である。
ということは、今後こうした通話やチャットなどの実際に顔を会わせない形で行われるコミュニケーションにおいても、セクハラやパワハラなどの各種ハラスメントを訴える声が出てきてもおかしくないだろう。
とくに、在宅ワークの場合はセクハラの被害者と加害者のみで通話していれば、セクハラの被害が外から見られることはまずない。実際の職場なら誰かが見ている中でセクハラを仕掛けるのは難しいが、在宅で他の社員が見ていない状況であれば、通話越しにセクハラを仕掛けるのは容易だと思う。
ましてや、直属の上司からの連絡であれば無視することはできないし、より陰湿で狡猾なハラスメントが行われるのではないかと私は考えている。
なお、チャットやメールの場合は基本的に文章のやり取りである。つまり、セクハラを行ったという証拠が文章でくっきり残ってしまうので、セクハラしにくいのではないかと思う。
とくに、複数の人が閲覧出来るチャットスペースであれば、自分がハラスメントをした証拠が他人から丸分かりである。しかし、一方で個人チャットに持ち込んでしまえば幾分ハラスメントをしやすくなるが、その場合はスクリーンショットで記録をとっておけば、ハラスメントの被害を簡単に訴えられる。
従って、在宅勤務における各種ハラスメントは、証拠の残りづらい通話機能を使っているときがメインになる…というのが私の考えである。