優しいだけの人は仕事で損をしやすいと感じる理由

仕事・ビジネス
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優しいことは仕事では重要だ。お客さんや取引先の人から信用を得やすいし、多少仕事の出来が悪くとも優しいという人柄を評価されて良くしてもらう例は、フリーランスとして働いている人と関わる中で度々見かけた。

ただし、私個人的に思うのは「優しいだけの人」の場合は、むしろその優しがアダとなり損をしてしまうことがある。最悪の場合は、悪意のある人にうまく丸め込められて、借金を背負ったり、悪徳商法の片棒を担がれてしまう…そんな危うさがあるように感じてならなかった

今回はそのことについて、個人的な見解を述べさせていただく。

 

優しいだけの人は仕事で損をする理由

断れない、人を頼れない、結果仕事の質に影響が出る

まず優しいだけの人は頼まれた仕事を断れない傾向がある。それも、自分のキャパシティをオーバーするぐらいの量を受け持ってしまうほどに、お人好しであることが目立つ。(そのお人好しさが仇となり、リストラ候補に上がることも否定できない)

その上、自分がピンチになっても「相手に悪いから…」「みっともないから…」という理由で、必要な場面で他人の力を頼ろうとしない。そして、このあたりから優しいという評価よりも、計画性がない、非協力的である、といった否定的な評価が出てくるようになる。

そして、キャパオーバーな仕事を抱え込んでしまった結果、仕事を完遂できなかったり、中途半端なクオリティの仕事をしてしまい、周囲から失望されてしまう。

すでに、計画性がないという評価を出されていたのにも関わらず、対策を何もせず自分ひとりで進めようとしたことで、仕事の仕方を変えようとしない頑固な人、失敗するのをわかってないにもしていない危機感のない人という評価を得てしまうのだ。

当たり前だが、いくら優しいとはいえ、満足のいかない仕事を使用ものなら、それに対して指摘や批判が来たり改善が求められるのは当然である。

優しいだけの人は、確かに仕事において優しいことは評価の材料になるが、仕事の成果が満足できないものであれば、優しいことを差し引いても評価はマイナスになることを肝に銘じなければならない。

 

他人に対してリーダーシップを発揮できない、指示する立場になるとダメになりやすい

優しい人は他人の指示で動くことは得意だが、いざ自分が指示をする側になるとダメになるパターンがある。

すぐ前に人を頼れないと触れたが、ここでも自分の部下を頼ることに躊躇してしまう。「部下に余計な気を使わせてはいけない。自分ひとりでなんとか片付けよう」と、しなくてもいい気遣いにより、仕事に支障が出してしまうことがある。

そして、厄介なのが部下の方から助け舟を出されたとしても、「手伝ってもらうのは申し訳ない」としなくてもいい遠慮をしてしまうことだ。

部下からすれば、優しさは人一倍強いのだが、仕事の割り振りがうまくできず、自分で自分の仕事をややこしくさせてしまう上司に見える。接し方に苦労するのだ。

 

競争心や野心がなく自主性がないと思われやすい

優しいだけの人は、他の人競争したり、仕事でいい成果を出して昇進やスキルアップをしようという野心が乏しいことがある。

変にピリピリした空気を漂わせないため、接しやすい人という印象を得られる一方で、自主性や積極性がない人だと思われやすい。とくに、成果や数字を求められる立場にいるのなら、尚更低い評価を受けることもあろう。

年功序列や終身雇用が崩壊しているとはいえ、どの職場でも職場内外での競争は、程度の差こそあれど好む、好まざる関係なく避けられないものである以上、優しいだけの人はあえて競争相手に負けて、自分にとって不利な条件の仕事を受けてしまうことがある。

とくにクリエイティブ職のフリーランスで生計を立てている私は、優しすぎるあまりに条件の悪い仕事を善意で受けてしまった人が居るのを何人か見てきている。

プライベートではその優しさに助けられることはあったが、仕事においてはただでさえ競争が激しい業種で優しさと野心の無さアダになり、たいへん辛そうに仕事をしている様子が見ていられなかった。

 

怪しい人、胡散臭い人に巻き込まれやすい

最後に伝えたいのが、優しいだけの人はリアルやネットに蔓延る胡散臭い商売をしている人…つまり、情報弱者を狙って高額な商品・サービスを売りつける人や、セミナーやサロンに誘おうとする人にとっては格好のカモである。

他人の申し出を断れないことに加わって、競争しなくても簡単に稼げる働き方がありますよ…という甘美な謳い文句で彩られている情報商材を鵜呑みにしてしまう危うさがあるのだ。

 

優しさだけでは自分を守れないし、時には優しい自分をかなぐり捨てて、嫌なことは嫌だといい、無理なことは無理だと断ることを恐れてはいけない。

先行き不透明な世の中だからこそ、詐欺や悪徳商法を行う人は、優しい…というよりは人を疑う事を嫌い、騙されててもいいから他人を信じ込んでしまうカモ気質なお人好し人間を狙っている。

だからこそ、私は優しいだけの人は損をしやすいのだと強く感じる。また、自分は優しい人だと思っている人は、いつどこで自分が騙されるかわからない…つまり、明日は我が身であるという警戒心を持つことが大事だと強く思う。

…と、いうことを述べて、ここでお開きにさせて頂く。