ハラスメントを気にしすぎない性格の方が仕事で上手くいくのではないかという仮説

仕事・ビジネス
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これは私個人の持論であり、社会的に到底正しいとは言えないものだが、若年層、あるいは立場の都合上「下」であったり何らかの「弱者」になりやすい人ほど、「自分は多少の厳しさぐらいどうってことないですよ(=ハラスメント認定の基準が緩いですよ)」という態度でいたほうが、案外人にも仕事にも恵まれるのではないか…と、昨今何でもかんでもハラスメント認定があっちこっちでされる昨今思うことが多々ある。

要するに、体育会系的なノリ(ネット上ではウケが悪いが)に染まっている人であったり、それを需要できるだけの心構えがある人ほど、いくら個の時代だとか多様性が叫ばれる昨今であっても社会的な成功が手に入りやすいのでは…と考えている。

今回はこのことについて個人的な見解を述べていく。参考にできる部分だけ自己責任で参考にして頂ければ幸いである。

 

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何でもかんでもハラスメント認定しそうな人はシンプルに敬遠の対象になる

今のご時世働く働かない関係なく、パワハラ、セクハラ、モラハラ…など、各種ハラスメントに対しては誰もが加害者にならないよう気をつけるべきであるし、被害を受けたら然るべき対処に出るというのが理想的である。

しかし、このようなハラスメントに対して神経質にならざるを得ない世の中だからこそ、かえってハラスメントだと認定してしまう基準が低い人ほど、普段関わりたくない危険な人物であるとみなされてしまい敬遠されてしまう。

つまり「あの人は些細なことでハラスメント認定してこっちを加害者だと主張しかねないめんどくささがある人だ」とみなされてしまい、結果として人が寄り付かず、コミュニケーションも上手くできず、集団内で孤立してしまい生きづらさを増しやすいという特徴を持っているのだ。

 

厳しいことへの耐性がある人ほど「めんどくさくない人」であり、教育しやすい

私の持論になるが、多少の叱責や雑な対応などのいわゆる「優しくない」だとか「厳しさ」と受け取られやすいことへの耐性がある人ほど、こと仕事のように責任が発生する人間関係においては「めんどくさくない人」とみなされメリットが大きい。

また、めんどくさくないからこそ、例えば新人教育のように何かを教える場面においても、教える側の精神的な負担も少ないというおまけ付きだ。

繊細すぎて変に機嫌を損ねないように教える側があれこれ気をつかわなくても済む…という具合に、教える側が無駄な労力を消費することもない。要するに教育のコスパが良い人とみなされ組織からすれば非常に頼もしいい新人とみなされるのだ。(もちろん、教育を受けた結果をしっかり叩き出すことが大前提ではあるが…)

 

自分を大事にしすぎる若者が多いからこそ、心身の負荷をものともしないタフさがメリットになる

私の観測範囲の話で恐縮だが、昨今は自分を大事にしすぎてしまい、若者らしい元気さが失われている乏しいと思える人が増えていると感じている。

年齢的には若者のはずなのに、まるで定年後のお年寄りのような精神性をしている。なんだか自分の成長の可能性を早々に無いものとして考えてしまっている。自分を大事にしているというよりは、ひたすら消極的な姿勢を貫き、諦めの境地にたどり着いている…と感じてしまう。

何かあればすぐに「メンタルが病むから」と、メンタル面の健康を盾にして責任から逃げる。自分を高めることも「メンタルが…」「責任が…」「才能がないから…」と逃げる。そのくせ、すぐ効率やコスパを求める…というような若い人が多くなればなるほど、心身の負荷をものともしないような、いわゆる昭和の働き方的な考えを持つ熱血漢な人の価値が上がっているのではないかと思う。

もちろん、これは何も若者に限った話ではない。変に人生諦めモードに入ってない中高年の人の方が、むしろ仕事においては新卒の若者よりも将来性があると思われている場面も十分にあると私は考えている。

 

 

補足

最後に補足だが、「私はハラスメント認定の基準が緩いですよ」という姿勢は、どこからどう見ても劣悪な労働環境であったり、反社会的な組織や働き方を行っている場合は取るべきではないと思う。

そういう職場に入らないためにも、就職活動をがんばるだとか、それより前に勉強していい大学に行くだとか、将来の選択肢を幅広く持てるだけの地位にいくだとか…というような準備が必要である。

 

また、ちゃんとした職場で確かな実力&実績がついてある程度人も環境も選べる状況になれば、下品でガラが悪い人間関係であったり、いわゆる「下流」な客層相手の仕事を回避するのも簡単になる…と、現在フリーで生計を立てているしている私は感じることが多々ある。

(余談だが、昨今いろんな意味で取り上げられることが多い「繊細さん(HSP)」と呼ばれる人たちが、社会の中から敬遠・拒絶される理由も、この記事を最後まで読めば、多少なりとも理解できるかと思う。)

 

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