一人暮らしの在宅ワーク生活の「寂しさ問題」の解消方法

テレワーク・在宅業務
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私自身、独身アラサーの在宅ワーカー(フリーランス)として生計を立ててる身として思うのが、やはり「寂しいなぁ」と感じる回数が多いことだ。

かつては、ベンチャーに勤めていて普通に出勤していた時には感じられなかったような寂しさ、孤独感、場合によっては疎外感を味わいながら働いている…というのが現状である。

今回は、そんな私の経験を踏まえて一人暮らしの在宅ワーカーの「寂しさ問題」の解消方法について語ろうと思う。

 

一人暮らしの在宅ワーカーが抱える寂しさとは

まず、具体的にどんな寂しさを感じるor感じていたのかについて以下に列挙する。中には疎外感に近いものもあるが、一応寂しさの一種としてここでは紹介しておこう。

  • 人と会う回数も話す時間も非常に少ない。下手をすれば、一週間まるまる他人と合わず、喋らずという生活になってしまい、危うく話し方のみならず挨拶のやり方までも、うっかり忘れそうになることもある。
  • あまり人と合わない事も影響してか、自分が社会や人々の記憶の中から忘れ去られてしまうかのような感覚におそわれる。まるで隠遁生活をしているかのような気分におそわれる。
  • 自意識過剰かもしれないが、「自分がいなくても社会はいつもどおり回っていくんだなぁ…」というようなセンチメンタルな気持ちに駆られてしまう。
  • 友人にも家庭ができるなど、気軽に関わっては迷惑になるであろう年齢であるため、必然的に交友関係は狭まっていく。

といった具合の寂しさである。

また、私自身が男性であることも影響してか、「人恋しさや寂しさのような女々しい感情を大の大人、しかも男がするのなんてみっともない、大恥も良いとこである」という古臭い考えを持っている性分である。

そのためか、寂しさを表沙汰にすることに抵抗感が強いと自覚している。

 

在宅ワーカーの「寂しさ問題」の解消方法

具体的にどのような寂しさを解消する方法をしているのかについて、以下にまとめていく。

 

仕事の中で意識的に通話をする機会を作る

普段の仕事の中でも、なるべくメールやチャットで全てを済まそうとしない。もし可能であれば、意識的に電話やSkype、LINEなどを利用して取引先と通話する機会を増やすことだ。

通話の内容は仕事に直接関係することばかりではなく、なにげない日常の話や世間話などもしているように心がけている。

仕事を効率よくやりたいコスパ重視な働き方を意識している人からすれば、こうしたやりとりは「無駄だ」と言われてしまいそうなものである。

しかし、意外にも相手の人となりを知ることや、自分の人となりを相手に知ってもらうことは、円滑且つ穏やかに仕事を進める上では欠かせないやり取りである。

また、相手の方も文章だけのやりとりに対して苦手意識や抵抗を感じていることも多々あった。そういう場合は、お互いに不安や緊張がほぐれて、気持ちよく仕事が進められることが多かったので、是非可能な範囲で通話を取り入れるのが良い。

 

意識的に外出して人と関わる機会を増やす

(新型コロナの影響が出る前の話だが)買い出しや郵便局での雑務などの用事を作って、意識的に外出する機会を増やすこともまた、寂しさ問題を解消するのに役立った行動だ。

とくに誰かと会話をすることそのものに躍起になるのではなく、とにかく外に出て自分以外の他人の存在を目に入れるだけでも、妙な孤独感や疎外感から開放される。

また、誰かと事務的な会話をするにしても、挨拶(会釈も含む)をして軽いコミュニケーションをとることも、寂しさの解消に役立った。

よく、心が荒んでいる人は挨拶すらまともにできず、結果として品格や人間性が疑われ周囲に人が寄り付かなくなってしまうことが多い。

そういった自分で自分を孤独と生きづらさを強める状況へと追い込まないためにも、適度に他人と関わり、そして簡単な挨拶でもいいので行う習慣を身につけるのが大事である。

 

あえて仕事に打ち込み寂しさを感じる暇を無くす

これは万人にはおすすめできない邪道策であるが、あえて暇な時間を徹底的に潰すかのように仕事をする時間を増やすこともまた、寂しさ解消に役立った。

この策の主眼は寂しさを感じる時間的・精神的な余裕を無くす事。つまり「多忙になれば寂しさを感じる暇なんてないので、結果として寂しさに悩まされることは無くなる」ということである。

ただし、この働き方は長続きしないので、体力と精神力に相談して短期間のみ実施するのが良い。

なお、短期で自分のスキルを高めたい、ある程度お金を稼ぎたい、自分自身の精神面を成長させたいという向上心がある人には向いている。

しかし、過剰な労働からくる心身の不調で仕事の質の低下、自身の信用の毀損などの副作用もあるため、くれぐれも自己責任でやっていただきたい。そして無理そうなら、別の方法で解消することを探るのが無難である。

 

一人でも楽しめる趣味を持つ

寂しさを感じる暇を無くすという意味では、仕事以外にも一人でできる趣味や娯楽を持つのも効果的である。

ゲームでもいいし、筋トレやランニングなどのスポーツでもいいし、料理に凝ってみるのでもいい。

とりあえず一人から始められる趣味。それも楽しさ気分転換など、自分の生活の質を上げるのに繋がるような趣味であれば、寂しさを感じていた時間が自分を高めるための時間へと変貌するのでおすすめだ。

とくに、一人暮らしの場合は心身の健康の下支えをするためにも、運動と自炊は強くおすすめしたい。運動をしておけば肥満予防や肩こり・腰痛予防、医療費の削減が期待できる。自炊習慣が身に付けば外食費が浮く&自分の食生活の見直しにつながるというおまけ付きである。

 

また、私が男性なのも影響してか「自炊のできる男性」というウケのいいキャラ作りも可能である。

とくに年上の方と話す場合は、このキャラが「若いのにしっかり自炊するのは立派ですね!」という高評価を得るのに役立ちやすい。