人間関係を損得ばかりで見ている人の特徴を語る

人間関係・コミュニケーション
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いわゆる大人と呼べる人間になり、自分で金を稼ぐことが日常になってからというもの、なんとなくではあるが「自分は人間関係を自然と損得で見る癖が染み付いているなぁ…」と感じる人は、きっと私以外にも大勢いると思う。

なお、ここでいう損得とは金ばかりではなく、その人の人脈や人望、ブランドや利用価値、時間や労力といったあらゆる観点において「この人と関わると損か?あるいは得か?」と考えることも含める。

今回は、そんな人間関係を過度に損得ばかりで見ている人の特徴を、私個人の見解で語ろうと思う。

自分が損得ばかりで他人を見ているさもしい人間になっていないか…について振り返るのに役立てていただければ幸いである。

 

人間関係を損得ばかりで見ている人の特徴

人間関係を依存する&される関係でいている傾向がある

人間関係を過度な損得勘定で見てしまう人は、人間関係をすぐ依存する&されるという関係で捉えてしまう傾向がある。

普段の話し言葉やSNSの書き込みなどに

  • 「あの人はすぐに依存してくるから面倒だ」
  • 「他人に依存せず自立していくことこそ大事だ」
  • 「他人に期待してはいけない。期待は依存と同じだから」

など、人間としてもっともらしいことを言っている人のように見える。

しかし、人間関係において依存すること、されることは果たして絶対に悪いことだろうか?

もちろん、自立して生きていけば他人に邪魔されることはない…が、そもそも「他人=邪魔をしてくる」という考えを持っている時点で人間関係を強い損得勘定で見ていることが伺えるのだ。

 

人間関係は時間とエネルギーの奪い合いだと捉えている節がある

上からの続きでもあるが、とくにお金以外の面で損得勘定の強い人は、人間関係において自分の時間やエネルギーを差し出すことを強く嫌う傾向がある。

例えば

  • 「自分の時間を奪ってくる人と付き合うべきでない!」
  • 「ネガティブな人とは関わるな!せっかくの自分のエネルギーが奪われてしまう!」

というような主義主張、あるいはこれに近い言葉が多い人は、精神的な豊かさ・資源を奪われて損をすることを強く恐れている人。つまり、時間やエネルギーの面で損をしたくない&なるべく得をしたいという考えの持ち主である。

とくにネット上では、自己啓発としてこの手の時間とエネルギーを奪うことの罪深さを語っている人が多い。そういう人を見ていると「お互い様の精神が持てないぐらいに、今の日本は貧しくなってしまったのだろうか」という感想を持ってしまう。

 

ささいなことですぐ人間関係を切ろうとする

損得勘定の強い人は、ささいなことで「この人と関わるのは時間の無駄だ!」などと判断して、人間関係を遠慮なく切ってしまう傾向がある。

ただ他人と関係を持ち続けるだけでも「自分の思考力やメンタルが削られてしまう」と損失を強く感じると同時に、まるで”損切り”をするかのように人間関係をカットしてしまうことが特徴的だ。

なお、こうした人間関係をすぐ切ろうとする行動は、十分なお金を持っていない人、精神的な余裕がない人に多く見られる。

経済的・精神的な余裕がないからこそ、ささいなことで「今の人間関係は自分を振り回して、金と労力を無駄に消耗させてしまう」と大げさに捉えてしまう。

余裕がないからこそ、多少の出費や時間と労力の提供ですらも、大きな損害であると捉えてしまうので、人間関係を切りたくなる衝動に駆られるのだと思う。

(まぁ、そもそも経済的・精神的な余裕があるのに簡単に人間関係を切ろうとすれば、純粋に品性を疑われる可能性がある。そうならないためにも、簡単に切ろうとしないし関わる前に相手をよく吟味するのだが)

 

人間関係を整理することを正当化しようとする言動が多い

また、人間関係をリセットしたがる人は内心は罪悪感や抵抗感を抱いているせいか、しきりに人間関係を整理することの有用性や妥当性を主張したがる傾向がある。

つまり「自分は人間関係を簡単に切るような浅ましく卑しい人間ではなく、むしろ自分の人生をよりよく生きるために、積極的に人間関係を取捨選択している意識の高い理想的な現代人ですよ!」としきりに主張したがるのだ。

もちろん、言葉だけで考えればそれは正論であろう。しかし、その言葉をしきりに人間関係をリセットしている人が言えば「この人、自分で自分を正当化するのに必死なんだなぁ…」という残念な気持ちを持ってしまうのは無理もない。

自分が批判されてもおかしくない行動をしているのに、それを批判されてもおかしくない行動だと素直に受け入れるだけの精神的な余裕がない人だと感じるのだ。

 

そのくせ綺麗事を抜かして自分は関わると「トクをする人間ですよ」とアピールしたがる

また、積極的に人間関係を切っている人に限って、しきりに綺麗事や有益とされる事を口にして「自分と関わればトクをしますよ~」とアピールしてくるのも特徴的だ。(なおこの時に、自分の経歴や肩書きなどを誇示することもある。)

確かに、有益な情報をられるという点ではいわゆる関われば得をする人物であろう。しかし、この手の人は自分と関われば得をすると思って近づいてきた人を利用したいという欲が強い。

わかりやすく言えば、得だと思って近づいてきた人から時間や労力、金銭を集めて自分だけが特をしたい、ちやほやされたい、承認されたい…という、個人的な欲望を満たすことを目的としている可能性が高い。

 

インターネットの発展により損得で人間関係を見るようになってしまった人が増えたのでは?

最後に私が思うにS、NSやyoutubeなどの主にコミュニケーションが主体のネット上の人間関係が発展したことになって、人間関係を損得で捉える人が増えているのではないかと感じる。

というのも、SNSのフォロワー数やyoutubeのチャンネル登録者数が多ければ、そこから広告収入や自分の商品・サービスを販売して収益化するのは容易である。

つまり、多くのファンを集めさえすれば金になる。つまり「人=金」という図式をいやでも痛感することになりやすいので、人を人と思わずに自分の利益につながる何かと見ている人が増えているのだと感じている。

そして、当然ながら利益につながるという考えが強くなれば「損をすること」について過敏になるのは自然なことだ。つまり、人間関係を強い損得勘定で見てしまう癖が自然と身についてしまっているのだ。