私が主にネットを使って仕事をしている影響か、明らかにヤバい人とまではいかなくとも、ちょっと頭が弱かったり、あまり考える力がなくて正直一緒に仕事をすることに強い不安を覚えるタイプの人を嗅ぎ分ける(悲しい)嗅覚にはそれなりに自信がある。
明らかにヤバい人であれば誰もが高確率で気付くので深く立ち入ろうとはしないものだが、頭が弱いかどうかの判断が微妙な人は、そう簡単には気付けないものだと思う。
今回はそんな頭が弱い人(あるいは悪い人)の特徴について、個人的な見解を述べようとする。
私が思う頭が弱い人の特徴
私が思う頭が弱い人の特徴をいくつか上げるが、この特徴に一つ当てはまるからと言って即断即決してはいけない。
複数当てはまれば当てはまるほど、いわゆる頭が弱い人の線が濃厚である…という具合で利用していただくことをオススメする。
長い文章が読めず「わかりやすく説明して欲しい」と主張する
頭が弱い人によく見られるのは、長い文章は読めない事。加えて「もっとわかりやすく説明してください」と主張してくる事だ。
私が思うに
- 純粋にボキャブラリーが貧弱で文章や単語を読み解けない。
- 文章ではなく単語レベルでしか読み取れない。
- 長い文章を読むだけの習慣がない(=受験、試験もロクにしていない可能性が濃厚)
- 文章ではなく、普段から雰囲気やノリ、絵文字やスタンプによる漠然としたコミュニケーションに浸っている。
などの理由で長い文章が読めない頭脳をしているのだと推察している。
加えて、”わかりやすく”説明して欲しいというところに、自分で理解しようとする気持ちのなさや向上心の乏しさを感じてしまう。もちろん、仕事で接する相手だからこそ、多少厳しい目で見てしまうこともあるが、プライベートでもこのような態度を取ってくる人は、かなり扱いづらい人だと思う。
“わかりやすい”煽り文句、簡潔なセールストークに乗っかてしまう
頭が弱い人は「わかりやすい=正しい、真実である」という基準で、物事を判断している傾向があると感じる。
そのため、家電の取説にょうな複雑な説明文やお役所が出した書類のような形式ばった文章よりも、図解やグラフを用いた表現や深夜のテレビショッピングのような芝居がかったセールストーク、インフルエンサーと呼ばれる人やビジネス系youtuberのような断定口調で話す人の話を好んで受け取る傾向がある。
もちろん、わかりやすい説明をすることは仕事に関係なく大事なことだ。
しかし、そのわかりやすさが複雑ではあるが理解するためには必要な説明を排除したものになってしまっている。(とても事実とは呼べない代物だが)多少読解力のない人でも雰囲気で理解できて「なるほど、こういうことだったんだ!」と聞くだけで気持ちよくなれそうな文章やトークは場合は要注意だと私は考えている。
そして、そんな要注意な”わかりやすい”説明に乗っかっている人もまた、要注意である。
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自分にとって心地の良い情報を強く信じる傾向がある。
「わかりやすい=真実」と感じ取ってしまうことにも通ずるが、頭の弱い人は自分にとって心地の良い情報、信じておけば幸せになれそうな話に対して強く信じ込んでしまう傾向がある。
つまり、情報が真実であるかどうか深く考えたり、調べる事よりも、自分が入手した情報を快か不快という感情面で判断してしまう傾向があるのだ。
そのため、頭の弱い人は自分の不遇な境遇や社会で生きていく上の生きづらさを解消させてくれるような、希望を感じさせる情報、ワクワクと胸が躍る情報に踊らされる事が多い。
たとえば
- 「会社員の働き方は時代遅れ!これからは個人で自由に稼ぐ時代である、なぜなら…」
- 「学歴や頭の良さで人生は決まらない!これからはEQ(感情指数)の時代になる…」
- 「自分の価値観を信じて、突き抜けることができた人が成功者になるのだ!」
というような、見る人から見れば胡散臭さMAXな情報、陰謀論、極論、サクセスストーリーをたいへんありがたがり信じ込んでしまう傾向があるのだ。
自分が一度信用した人や情報は何があっても盲目的に信じ続けてしまう
頭が弱い人に多いのが、自分が一度信用した相手や情報を、何があっても信じ込んでしまうことである。
見る人から見れば、非常に誠実で真摯な人。今の時代にしては珍しいひとつの考えを持ち続けられる人のように見えるかもしれない。
しかし、言い方を悪くすれば他人を疑うことができず盲目的に信じ込んでしまう癖がある頑固な人である。
加えて上でも触れたように、自分にとって都合のいい情報やストーリーを信じ込んでしまうために、他人から何度も騙されやすく、次第に「何かを信じている自分に陶酔しているだけなのでは?」とすら思えてくる人である
とはいえ他人を疑うべきだ」という考えは、普段からあまり馴染みがない考えであるために、聞こえは良くないしわかりづらいものだろう。
しかし、このわかりづらさこそ「わかりやすい=真実」だと思い込みがちな頭の弱い人には響かない。なぜなら「『わかりづらい=真実ではない』…だから『他人を疑わない=真実、正解』」と考えてしまうからである。
自分で自分の行動が矛盾していることを自覚できない
- 思考停止はダメだと言いながら、盲目的な信仰している人の言葉を鵜呑みにしたり
- サラリーマンの働き方を否定しながら、影響力のある人(インフルエンサー)にペコペコしたり
- 「他人から信用されるのが大事だ」と主張しながらも、意味もなく月商(月収ではない)自慢をしたり。
など、頭の弱い人は自分で自分を俯瞰して見れないために、言行不一致で矛盾している状況をよく起こしている。
しかし、こうした状況は頭が弱いがためになかなか自覚できない。加えて、当の本人が矛盾がなんたるかをよく理解していないことがあるため、指摘しても響かないことがある。
むしろ指摘されたら「批判が出るのは自分が正しいことをしている証拠だ」という、誰かに吹き込まれたかのような考えを主張して、自分は正しいことをしていると思い込む。まさに、無能な働き者そのものである。