「自称メンヘラな男と関わるな」と私が思う理由

メンヘラ
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まずはじめに、私は男性である。

そんな男性の視点から見ても、メンヘラを自称する男性(ファッションメンヘラ男性)と関わるのはたいへんな労力を要する。仕事・恋愛・友人関係どれを取ってみても、正直言って「関わるな」とか「メンヘラを自称する男性は地雷である」いう考えを持ってしまう。

今回はどうしてそう思うのかについて、個人的な見解を述べさせていただく。

 

「自称メンヘラな男と関わるな」と私が思う理由

男性なのに精神的に打たれ弱いことで、女性以上にこじらせやすい

まず、自称メンヘラ男性は精神的に打たれ弱い事について強いコンプレックスを抱いている傾向がある。一般的な「男性=たくましい、打たれ強い」というイメージ通りの男性に自分がなれていないことについて、恥ずかしさや気まずさを覚えているのだ。

これが女性であれば「まぁ、女性なら男性よりも打たれ弱くて仕方ないよね」というイメージがあって、そこまで打たれ弱さに悩むことは無くて済むが、男性の場合は「男なのにメンタルが弱いなんて情けない」と一蹴されてしまう。

その上、精神的に弱い男性は男性からも、そして女性からも否定的な目で見られやすい

精神的に弱い女性なら「男性側が守ってあげたい女性だ」と男性側からの好意的に見られる、精神的に弱い男性の場合は「こんな弱い男性は頼りにならない」と、女性側から拒絶されてしまう。そのため、精神的に弱い男性は、女性よりも強くこじらせやすいし、それを救う人(恋人)も現れにくいのだ。

 

「自分は本当のメンヘラよりはマシ」というプライドに囚われていて扱いづらい

自称メンヘラ男性は精神的に弱い部分を自覚しつつも、どこか弱いの自分を受け入れられていない傾向がある。

表面的には、自分で自分のことを「豆腐メンタル」「コミュ障」「人見知り」など、メンタル面の弱さやそこから付随して社会に上手く溶け込めない部分を主張しているが、これはあくまで表面的なアピールに過ぎない。

裏では、自分で自分の弱さを一応でも公言している分、「本当に豆腐メンタルな人やコミュ障すぎて社会生活すらままならない人よりはマシである」というプライドがあり、非常に扱いづらいのだ。

「本当は弱い自分を過剰に演じているのでは?」と指摘すればプライドが傷つく。かと言って「豆腐メンタルなんだ、大変だね」という態度で寄り添われるのも、本当にどうしようもない弱者扱いされているように感じさせてしまい、プライドを傷つけてしまう。

どっちに転んでも繊細なプライドを傷つけてしまうので、たいへん扱いづらい。そして、この扱いづらさを盾にして、関わる人を支配しようとたり、困ったときの精神的な拠り所にしたがるのだ。

 

善意と良心にあぐらをかいて他人を支配しようとしてくるずる賢さが危ない

私の場合は直接的に暴力を振るわれたことはないが、下手をすると依存される、都合のいい人間扱いしてくるという、言葉や態度によるモラハラ(=嫌がらせ)を受けていた。

文句や不満を言えば「メンヘラなのにそんな冷たい態度を取るの?」と圧をかけてくる厚かましさもあった。

一応は「自称メンヘラ」という弱者ブランドを集団内で手にしたので、そのブランドを利用して善意や好意を持って近づいてきた人に対して、精神的・物理的な労力をたかろうとする。

例えば、自分がこなさなければいけない仕事を(真偽はさておき)「なんかメンタルが落ちているから」「低気圧のせいで具合が悪いから」と言って、手伝ってくれそうな人に丸投げする。

手伝わないと「気を使わせて悪かったね」という態度を取るが、かと言って自分で仕事をする片付ける気配はない。仮にしたとしても非常にスローペースでサボりながら勧めているが、そんな自分を「俺はだめなやつだなぁ」とぼやく姿に違和感を覚えたものだ。

結局のところ誰かが自分の仕事をやってくれるに違いないという、他人の手助けを最初から期待した上でサボっているだけに過ぎない。

しかも、「ただサボっているだけでは?」という強い非難を浴びるのを避けるべく「メンタルが不調である」と非難を受けづらい理由を用意して、他人の力を頼ろうとすることが多いので、関わらない方がいいという結論になるのだ。

 

怪しい自己啓発セミナー、ビジネスの勧誘される可能性が高い

自称メンヘラ男性と関わる中で多いのが、自分よりも社会的地位や立場や、影響力のある人物や組織に対してのめり込むケースだ。言い方を変えれば、意識高い系に強く馴染む傾向があった。

こうなる理由は、自称メンヘラ男性は自分の中途半端な弱さを自覚しつつも、本当は強くてたくましい男性像への憧れを持っている。

しかし、そのためにハードワークや体を鍛えるといった苦労をするだけの精神的な余力がないために、本やSNSを読むだけ、動画を見るだけで自分がたくましい人間になったと楽に錯覚出来る、意識高い系or自己啓発コンテンツにのめり込んでしまうのだと考えている。

 

なお、私の持論だが、男性はメンタルが弱ると断言口調を放つ、強いメッセージで訴えかける自己啓発に、女性の場合は優しい言葉、神秘的な言葉を主とするスピリチュアルビジネスにのめり込む傾向があるように感じる。

しかし誤解を恐れずに言えば、どちらも胡散臭い商売、悪徳商法の温床になりやすいビジネスであるため、自称メンヘラな人と関わり続けると、そういった実態が見えてこないビジネスに勧誘されてしまうリスクがある。

自称メンヘラ男性に関わったことで経済面でも不利益を被らないために、彼らとはなるべく関係を持たない事が大事であると感じる…と、いうことを述べて、ここでお開きにさせて頂く。