メンヘラの人に関わるべきではないと思う理由を説明する

メンヘラ
この記事は約5分で読めます。

かつてメンヘラな人に関わっていた時の経験だが、メンヘラの人と関わるとこっちも病む…というよりは、どうも変な思想というか文化というか、社会生活や普通の人間関係をまっとう送れなくなるものに毒されるような感覚を味わった。

今回は、そんな私の経験からメンヘラな人と関わるべきではないと思う個人的な理由を述べていく。

なお、ここでいう「関わるべきでない」の範囲は、リアルの関係のみならずネット上の関係も含めるものとする。

 

「今のメンヘラ=昔の不良学生」という視点で見る

これは私の持論だが、今現在いわゆるメンヘラと呼ばれる人は、かつて校内暴力や暴走族などが社会問題になっていた頃の不良学生と共通点がある。

もちろん、メンヘラな人は不良学生のように派手に物を破壊したり、カツアゲや喧嘩などのトラブルを起こすことは(基本的に親しい間柄に発展しない限りは)無い。

しかし、両者ともにいわゆる社会一般に馴染めなかった存在であること、そして普通に社会生活を送っている人に対して敵対する姿勢を見せたり、小馬鹿にする姿勢を見せる点は共通していると思う。

 

社会に馴染めなかったがために社会を小馬鹿にする姿勢が伝染ってしまう

まぁ、メンヘラと言っても人それぞれなので、社会一般の人にケンカを売る人ばかりでないことは補足しておきたい。

しかし、インターネット(とくにSNS)にどっぷり浸かっているメンヘラの人の中には、どうも常識的な生き方や普通に頑張ることを腐すような考えに深く共感してしまう。

そして、メンヘラである自分の方が賢いだとか「社畜は時代遅れ。これからは個性を生かした時代だから、自分のような多少難のある人間の方が成功できる!」というどこかのインフルエンサーの真似事みたいなことを真剣に呟くようになってしまうことが目立つ。

普段働いていないからこそ、普通に働いている人より長時間にネットに時間を費やし、思想先鋭化させてしまうのも、悲しいかなメンヘラ層に目立つ。

こうしてカタギの人間にケンカを売るようなカルチャーにハマり、普通に生きている人を小馬鹿にしてますますメンヘラ街道を突き進むような思想をもつ人は、当然長く関わろうものなら影響が出る。

つまり、社会を小馬鹿にするメンヘラな人が持つ思想や精神構造に毒されてしまい、自分もまた社会からつまはじきにされて本当に精神を病む危険性があるので、関わるべきではないのだ。

 

なお社会を小馬鹿にすると言っても、会社員を冷笑するとか陽キャラや体育会系を冷やかすような、ある意味わかりやすい行動や思想に限ったものではない。

例えば

  • 嫌な環境や人間関係から逃げてもいい。
  • 社会で負うべき責任罪をこなせないことに罪悪感や劣等感を感じなくていい。
  • 努力しなくてもいい。楽に生きていいんだよ。
  • 繊細(HSP)だと自覚しているのなら、無理に既存の社会常識に合わせなくてもいい。

という類の優しく寄り添うように見せかけて、実態は他人を散々甘やかし、堕落させ、破滅へと誘いかねないメッセージや思想も、社会を小馬鹿にするものとして考えたほうが良いというのが私の持論である。

 

 

メンヘラ層同士の人間関係には不良学生のような上下の関係が無いので、社会性が育たない

また、メンヘラ層の人間関係はそもそもストレスを嫌がるためか、基本的に上下関係が存在しない。立場の差が存在せずフラットな人間関係で皆優しい。メンヘラな人が理想とする対人ストレスがなるべくゼロに関係を作ろうとする傾向がある。

このへんが唯一不良学生の人間関係とは異なる点である…が、これは決して良いことばかりではない。

(そもそもが素行不良である点はさておき)不良学生間では先輩後輩のように上下関係が普通にあるの一応でも目上の人への対応力や社会性が育つ。また、仲間内外であっても、些細なことで対立してぶつかることは日常茶飯事なので、ある程度理不尽やストレスへの耐性も育つ。

しかし、メンヘラの人間関係では対人能力もストレス耐性も育たないし、メンタルに負荷をかける行為や関係性そのものが忌避されるため、基本的に年だけ重ねる傾向が強い。

そのため仮に社会に復帰する場面が到来したとても学業や仕事で苦労し、ますます社会に馴染むことに強いストレスを覚えたり、社会一般の生き方を冷笑する思想に傾倒しやすくなる。

こういう未来が待っているからこそ、わたしはメンヘラな人に関わるべきではないと思う。変な影響をうけないために心苦しいが自衛すべきなのだ。

 

 

最後に

私個人の経験上、メンヘラな人であっても意味もなく社会一般の人や常識や冷笑せず、懸命に日々暮らしていた人にも出会ったことがあるが、そういう人は周囲の人に好かれやすい(=社会になじみやすい)からこそ、気が付けばメンタル面が安定していき元気になっていった。

こういう人間としての性根の部分が根腐れしてないメンヘラな人を見ているからこそ、(最後にこういうこと言うのは変だと思うが)私はメンヘラどうこうで区切るのはナンセンスだとも感じている。

ただ、どうしても私の経験上、メンヘラな人には社会に対して何か恨みや不満が溜まっており、普通に生きている人や社会常識そのものを敵視する。自分が馴染めなかった社会を否定することで、自分自身のメンタルを保ち、自分を肯定する癖がついている傾向がある。

ただ、そういう癖こそがまさに曲者で、歪んだ自己肯定し続ける限りいつまでたっても生きづらさは改善されないし、良い人間関係の構築も当然ながら難しいままなのも無理はない。