一人暮らしで3LDKの賃貸マンションに8年間住んだメリットを語る

築40年賃貸マンション体験記
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私はかつて某地方都市にて、築30~40年超の3LDKの賃貸マンションに8年間住んでいた。

マンションの大まかなスペックは以下のとおりだ

  • 家賃(水道・駐車場含む)だいたい5万円
  • 3階建ての1階。中部屋。
  • 目の前に川あり。
  • 洋室7畳が1部屋、和室6畳が2部屋。
  • ガスコンロ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン(1部屋のみ)設置済み。
  • 徒歩10分圏内にスーパーマーケット、コンビニ複数有り

この3LDK生活で感じたメリットの部分を語ろうと思う。

 

一人暮らし3LDK賃貸生活のメリット

部屋を様々な用途に利用できる(事務所利用も可)

一人暮らしならワンルームで十分だが、3LDKなので必然的に部屋が余る。そのため、空いた部屋は物置や書斎、友人などのお客さんが来た時の応接スペースとして利用できるのが魅力的だった。

普段の生活スペースは他人に見せたくない、あるいは見られたくない事情がある人からすれば、複数の部屋があると便利である。

なお、私の場合住み始めて3,4年ほどで副業を始めたり、本職の方でリモートワークを導入するようになった結果、3つあった部屋を

  • 仕事用スペース(洋室)
  • 生活用、寝る用スペース(和室)
  • 物置、倉庫スペース(和室)

の3種類の役割に分けて利用するようにした。

とくにこれから副業を自宅で始めたいという人には、ある程度大きめの賃貸に住むの羽、私個人的にはおすすめだと思う。

複数のデスクトップやモニタ、PC関連の大掛かりな設備を導入したり、在庫をある程度手元に置くことを検討している人の場合は、一を事務所替わりにするとよい。開業届を出して確定申告のときに家賃の一部を経費にできるので、節税・節約にもなる。

(※ただし、事前に事務所使用可能な物件かどうか、よく調べておく必要性がある)

 

気分によって和室or洋室のどちらでも寝ることができる

大抵のワンルームマンションだと、フローリングの洋室で畳の香りや温もりを楽しむことはできない。

畳で寝ると言えば、私の場合は学生時代の合宿や修学旅行といった特別な行事でしか起きない一大イベントであったため、普通に暮らしていて畳で寝れるということが、大変贅沢に感じた。

また、畳に飽きたら今度は洋室で寝ればいい…と、気分に応じて寝たい部屋(場所)を変えられるのが独身3LDK生活の醍醐味だ。これは、複数人で住んでいるのであればまずできない、一人暮らしだからこそできる、ささやかな贅沢である。

 

友人や知人を呼んでもスペースが余る

大学時代の友人や仕事仲間を自宅に招待することがあったが、3LDKもあればまずスペースに困ることはない。

応接室兼来客用の和室を利用して、飲み食いをしたり、ゲームで遊んだり、たわいもない話を楽しめる。もちろん、自分のプライベート用の部屋に客を入れなくても済むので、プライベート空間を荒らされる心配も無かった。

…とは言え、住んでいるマンションには普通に上にも横にも人が住んでいるので、夜遅くまで騒がないようにするなど、最低限のエチケットを守るようにするのは言うまでもない。

 

キッチン周りが広いので自炊派には嬉しい

「自炊が趣味or料理や食に対してこだわりがあるから、キッチン周りは広いほうがいい」という希望がある独身の人にも、3LDK生活はうってつけだ。

よくある平均的なワンルームと違って、そもそもが家族向けに設計されているマンションだったので、大きな冷蔵庫を置くことも十分可能。キッチン周りの家具、食器、調理器具などを置くスペースには余裕があった。

よくワンルームマンションだと、冷蔵庫の上に電子レンジを置く。そしてレンジの上にさらに何かを置く…という具合に、上に上にと積み重ねて限られたスペースを有効活用する人が多いが、なにせ広いキッチンなので、そんなことはしなくてもいい。

私の場合は、新規でレンジ台を買って、その下にパスタやストックのソース類などの食料を備蓄するなど、ちょっと意識の高いキッチン周りを作ることができた。

(…ただし、後にキッチン周りがゴキブリの住処だと判明すると、次第に自炊への意欲は失われるようになったのだが…)

 

光熱費はそこまで高くならなかった

一人暮らしでも、普段から使うメインの部屋を決めておけば、そこまで光熱費が膨らむことはなかった。

エアコンにしても、住み始めた時に1つ増設して計2部屋にエアコンが設置されたが、普段からエアコンは1部屋分しか使わなかったので、電気代がとりわけ高くなることも無かった。

ガスもキッチンとお湯のみという、使用用途はよくあるワンルームマンションと変わらない。そもそも一人で暮らしているので、3LDKであっても基本的に一人分の光熱費で済むので、あまり気にすることはないと私は感じる。

 

家具や家電を多く買わなければ節約&引越す時も楽

広い部屋に住んだことで気が大きくなってしまい、身の丈以上に家具や家電などを買い揃えないようにすれば、独身の3LDK生活で無駄遣いすることはないと感じた。

もちろん、スペースが余っていて寂しいから…という理由で、家具なりなんなりを置きたいという気持ちはわかる。しかし、下手に家具を増やすと大掃除のときに苦労するし、もしも引っ越しをするときになった場合は余分な労力を使うことになってしまう。

当然、家具を新調するのにもお金は要るし、処分するのにも粗大ゴミとしてお金を払って捨てることになる。

独り身には余りあるほどのスペースを手に入れたとしても、不必要なモノを買い集めないようにすることが、快適な独身3LDK生活を楽しむためのコツである。