一人暮らしで3LDK賃貸マンションに住んだデメリットを語る

築40年賃貸マンション体験記
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この記事は「一人暮らしで3LDKの賃貸マンションに8年間住んで感じたメリットを語る」の続編である。

今はワンルームマンションに引っ越したが、私はかつて一人暮らしで3LDK賃貸マンション(築30~40年)に8年間ほど住んでいた。

今度は、その生活のデメリットの部分について説明していこう。

 

一人暮らし3LDK賃貸生活のメリット

蛍光灯・電球の交換がワンルーム暮らしよりも多い

普通のワンルーム生活と違い、各部屋で各照明を使っている。つまり、蛍光灯や電球の消耗がワンルームで生活しているときよりも激しく、地味に出費が重なるのが痛手であった。

とくに、リビングの蛍光灯は家族が集まって利用することを想定していた&デザインが古すぎて省エネなど微塵も感じさせない4つのリング型の蛍光灯を使用する照明であった。そこの蛍光灯のみ、妙に消費が速く地味に出費が嵩む大きな原因になった。

なお、これは3LDKの部屋にあまり関係ないが、築年数が古いために電気系統にもガタが来ていたらしく、玄関前の電球を交換してもすぐに電球のフィラメントが切れて、その度に交換することが何度もあった。

私が住んでいた部屋の蛍光灯の消耗が妙に激しかったのも、マンション全体の電気系統にガタが来ていることが原因だったのではないかと疑っているが、その真偽は定かではない。

 

どことなく寂しさを感じる、自分が世間とズレていることに悩む

広い部屋に一人ぼっち。普通なら家族で使うはずの3LDKの部屋に、家賃が安いからといって20代から独り身で住んでいる…という自分の生活を客観視したときに、どことなく寂しさというか、自分は世間の感覚からズレた生活をしているのではないかと自問自答することがあった。

もちろん、安くて広い部屋に住みたいという自らの希望から3LDK生活を始めて、満足感もあった。しかし、時間が経つにつれて

  • 「本当にこれでよかったのか?」
  • 「実は物理的に自分の身の丈にあっていない生活をしているのではないか」

と、冷静に自分を見れるようになってきたのも事実だ。

今はもう引っ越してワンルームで暮らしているが、他の独身の人たちと同じような生活をしていることもあってか、以前のような自問自答をすることはなくなった。

 

虫やカビが沸くと駆除の量が広範囲に及ぶ

住んでいたのが川の前のマンションという状況もあってか、とにかく私が住んでいた部屋にはゴキブリ、ムカデ、アリ、コバエなどの虫の類が大量に湧いた。とくに、夏場は大量に発生して、ほぼ毎日のように駆除や防虫対策に追われていた。

それも、メイン発生源のキッチン周りだけでなく、普段倉庫や仕事用として使っている部屋、プライベート用の部屋にも全て発生したため、駆除の頻度と量はワンルームの生活と違って格段に多い。

おまけに、虫だけでなくカビも発生した。こちらも水回り近辺がメイン発生源だが、押し入れの中、畳や土壁の下部に至るまで、湿気のありそうなとこならどの部屋でも小さなカビが見つかったため、対応を余儀なくされた。

普通にワンルーム暮らしなら1箇所で済むことが、3LDKなら少なく見積もっても3ヶ所もやらなければいけない。それも、1人でやらねばいけないことがデメリットであろう。

もちろん、清掃業者や家事代行サービスを使うという手もあるが、その場合は別途費用がかかる。そういった出費もあることが、一人暮らし3LDK生活のデメリットだ。

 

掃除の量&頻度が多い

普段からあんまり使っていない倉庫用の部屋や、寝るときぐらいにして使っていない部屋であっても、使っていればそれなりにホコリも蓄積される。とくに上でも触れたように害虫の亡骸や剥がれた土壁の汚れなど、とにかく掃除する場所と頻度が多かった。

当たり前だが、標準的なワンルームと違って床面積にして2~3倍ほどあるので、掃除の量もそれに比例する。もっと厳密に言えば表面積だと、2~3倍にとどまらないだろう。

それだけの掃除を基本的に一人でしなければいけないので、よほど時間と労力に余裕がないのであれば、住環境を維持するだけでも一苦労である。

 

多少ゴミが溜まってもそこまで気にならなくなってしまう

引越す1~2年前になると、隣人トラブルの影響で心身ともに荒んでいたせいもあってか、多少ゴミが溜まっても「後で掃除すればいいか」「見える部分だけ掃除しておこう」という気持ちになってしまった。

その結果、部屋が汚くなってしまったり、ダンボールなどの収集日が決まっているゴミを倉庫用の部屋に置きっぱなしにしてしまうという、悪癖が身についてしまった。

いくら掃除しても、すぐに虫やカビ、ホコリなどが湧いてくるし、隣人トラブルのせいで心身とも疲弊してしまっており、部屋を綺麗にすることよりもなるべく汚れが目立たないように、自分の目に入れないように…という生活になってしまった。

 

もちろん、最終的にはワンルームマンションに引っ越したが、当時の掃除経験からワンルームの部屋を掃除することが非常に楽に感じるようになったのは不幸中の幸いかもしれない。