逃げグセを直したい人がすべきことを解説する

逃げ癖・負け癖
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仕事でも勉強でも、はたまた恋愛でも、少しストレスがかかるような状況になると、急に何もかも投げ出したくなってしまった結果、逃げてしまう癖がある。

つまり、逃げ癖が身についてしまった人の多くは、自分の逃げ癖を直したいと思ってはいるものの、なかなか直すことができずに悩んでいる人が多いと思う。

もちろん、誰だって逃げたくなることはあるし「戦略的撤退」は確かに効果的な戦術ではある。しかし、自分の中で「これは戦略的撤退ではなく、ただの甘えからくる逃げではないだろうか?」という思いを巡らせてウンウン悩んでいる人や自分で自分を信じれなくなっている人は、逃げ癖を直したいと強く願っている人には多いものだ。

今回は、そんな逃げグセを直したい人がすべきことを解説しようと思う。

 

逃げグセを直したい人がすべきこと

「短期間で逃げ癖は直すのは難しい」という認識を持つ

逃げ癖を直したくてしょうがない人は「なるべく短期間で楽に直したい」という考えを持つことが多い…が、この考えこそが、逃げ癖を直りにくくする原因であると最初に申しておきたい。

辛辣な言い方をすれば、最初から「楽して大きな対価を得たい」という考え方に染まってしまうからこそ、ちょっとでもしんどい場面がすぐに諦めて逃げてしまう…そういう、ものぐさなメンタリティだからこそ逃げ癖がいつまで経っても直らないのである。

そのため、逃げ癖を直すためには楽な方向に流れないように自分を律することが欠かせない。もちろん、過度にハードな考え方に染まれと言っているのではない。「楽に楽に…」という考え方を一旦脇において、時間をかけて自分と向き合う覚悟をするのが大事なのだ。

 

失敗や不安を大げさに捉えていないか振り返る

逃げ癖の激しい人は、自分が直面する失敗や不安を実物以上に大げさに捉えてしまう癖がある。

些細な失敗の可能性でも「この失敗は自分の人生に取り返しのつかない悪影響を与えてしまう」と拡大解釈してしまう。(失敗が起きていないのにもかかわらず)

そして、「そんな大失敗を起こすぐらいなら、途中で辞めてしまった方が賢い選択だ」と考えた結果、合理的な判断として逃げてしまう傾向がある。

ここで注目すべきなのは

  • 失敗や不安を大げさに捉えている事
  • その失敗を避けるためには「逃げる」事は合理的である

という思考を巡らしした結果、逃げていることだ。

当の本人は、何も恐怖といった感情のみで逃げているのではなく、その恐怖を回避するための賢い選択として逃げを選んでいる。もちろん、本人から見れば合理的かもしれないが、傍から見ればただ逃げている、甘えていると受け止められてしまうのは言うまでもない。

だからこそ、まずは自分自身が失敗や不安を過度に大げさに捉えていないか、勝手に想像を膨らませて必要以上に自分を怯えさせていないかについて、冷静になることが欠かせない。

逃げたくなった場面で冷静になれれば、「逃げる」という自分の中では合理的だが周囲からみればただの非合理でしかない選択をする可能性は低くなる。

具体的には、

  • 逃げたくなった場面で深呼吸をする
  • 一旦時間をとって休憩してみる
  • 信頼できる友人・知人に相談してみる
  • 一旦何も考えないようにして心身を落ち着ける

など自分のメンタルを整える行動をして、落ち着きを取り戻すようにしてみるのが良い。

 

取り返しのつかない失敗でない限りは問題ないと安心する

もちろんいくら落ち着けたとしても、完全に失敗に対する不安や恐れを取り除く事は難しい。また、人間である以上、ついうっかりミスをするなどヒューマンエラーを0にする事もまた難しい。

そんな時は「取り返しのつかない失敗でない限りは問題はない」と失敗に対して前向きに考える癖を身につけることが、逃げ癖改善には効果的である。

失敗を大げさに捉えてしまう人には「あらゆる失敗はすべて取り返しのつかないもの!だからこそ、絶対に失敗が起きないようにしなければいけない!」という、極端な思考を持っている人が目立つ。

しかし、失敗の多くはその後の自分の行動でリカバリーができたり、謝罪で済んだり、場合によっては多少損失は出るがお金で精算すれば済むこともある。

失敗を大げさに捉える人は「失敗=死、ゲームオーバー、人生が詰む」と深刻に捉えがちだが、冷静に考えればそんなに大きな失敗が日常茶飯事ではないことぐらい、容易に理解できよう。

 

多少失敗しても大丈夫なように、貯金をして精神的な余裕を養っておく

失敗や不安に対して過度に怯えてしまう人に対して、こういう事を言うのは少しアレだが、ある程度の精神的なタフさは、自分の貯金額に比例していると私は考えている。

つまり、メンタルを強くしたい、ストレス耐性を身につけたいのであれば、ある程度貯金をキープしておく事が欠かせない。

ある程度貯金があれば、たとえ仕事で些細な失敗をしたとしても「まぁ、この失敗で今すぐ職を失って飢えて死でんしまう…ってな事はないよね」と、失敗について比較的余裕に考えれるので、逃げてしまう衝動を抑えられる。

現金な話になるが、逃げてしまう人はまずは貯金をすること。貯金額の多さが自分の精神的な懐も大きくしてくれ、失敗に対する向き合い方を変えるきっかけになると心得てほしい。

 

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荒療治として逃げ癖を続けるとどうなるかについても知っておくことも視野に

最後に、多少荒療治ではあるが逃げ癖を続けるとどうなってしまうのか、どのような末路が待ち受けるのか…について知っておくこともまた、逃げ癖を直すのには効果的な方法だと思う。

逃げ癖の末路はいかなるものなのかは、以下の記事を参考にしていただきたい。

裕福ではないにしても、日々の生活に誇りと自信と満足感のある生活を送りたいのであれば、逃げ癖の末路を知っておくのも、きっと無駄はならないはずだ。

 

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