嫌なことから逃げ続ける人生を歩んでいる人に見られる特徴を語る

逃げ癖・負け癖
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ネット上では「嫌なことから逃げてもいいよ」という優しくも無責任な言葉を発信している人が多いものだ。もちろん、某ドラマのタイトルにもあるように逃げるは恥だが役に立つ場面があるのは事実だ。

しかし、私が思うに逃げに逃げ続けた人生を歩んでいる人は「逃げた結果自分は成功した、自分は変われた、自分はいい人生を歩めるようになった」と自分に言い聞かせているような言動が目立つ。

誤解を恐れずに言えば、逃げに逃げ続けた結果、現実と向き合えなくなって耳障りのいい虚構や妄想の世界に逃げ込んでしまったかのように見えてしまう人が目立つ。悪く言えば、負け組根性や負け犬根性が染み付いているのだ、

今回はそんな嫌なことから逃げ続ける人生を歩んでいる人に見られる特徴について、個人的な見解も交えて語ろうと思う。

 

ささいな事でもすぐに強い苦手意識を覚えてしまう。ストレスへの免疫が弱い

まず、嫌なことから逃げ続ける人はささいなことでもすぐに強い苦手意識を覚えてしまう傾向がある。ストレス耐性の低いとかやストレスそのものへの免疫が非常に弱いとも表現できる。

これが未就学児や赤ん坊のように、大人から守られるべき存在であればストレスへの免疫がないのもうなずけるが、思春期を過ぎた学生や20代、30代…場合によってはそれ以上の大人で免疫の低さが出てくれば、社会の一員として生きることが難しくなるのも無理はない。

言い方を悪くすれば「精神的にまだまだ幼稚で大人になれていない」と感じることが、嫌なことから逃げ続ける人生を歩んでいる人は多いのだ。

 

なお、ストレスへの免疫が低い理由として一つ考えられるのが、妙に正義感や価値観が強く自分の考えを貫くことに終始してしまった結果、他人と折り合ったり妥協ができずにストレスを抱える場面が多いことだ。(もちろん、甘やかされて大事に育った結果、ストレス耐性がないという考えもあるとは思うが…)

良くも悪くも世の中には多種多様な価値観があることを理解できても受容はできていない。自分以外の価値観を受け入れると言う些細なことにも、強いストレスを感じてしまうので、他人と折り合うことから逃げてしまうのだと推察している。

 

ストレスから逃げて目標や夢をどんどん下方修正していく

ストレスのかかる事から逃げ続けた結果、自分に自信が持てないとか他人と比較して劣等感を覚えることが多い。

しかし、そこで自分を奮い立たせるために行うのが、自分の目標や夢をどんどん下方修正して手軽に幸福感や満足感を得ようとすることである。

もちろん、これは自己啓発書や心理学の本等で自信をつけるためによく書かれていることを実践しているのだろうと思う。つまり、ハードルを下げて小さな目標をこなして行くことで自信をつける方法を実践しているのだ。

しかし、私にはどうもこれができるだけストレスを感じないように生きたいだとか、できるだけ楽をしたいだとか、余計に自分を甘やかし自信を喪失する方向へと逃げているように見えてしまうことがある。

心理学的には正しい方法なのかもしれないが、傍から見れば自分で自分の実力を過小評価する癖が付いてしまい、余計に卑屈になってしまう結果を招いているように思えてしまう。

 

また、純粋に気になるのが下方修正した目標を達成したところで、それが本当に自信につながるのかということである。

下方修正してほぼ間違いなく達成できるような目標をこなしても「こんなの出来て当たり前」と思ったり「こんな出来て当たり前の目標を喜ぶのはレベルが低い」と感じて、かえって自信が揺らいでしまう。

結果、ストレスへの免疫が付くどころかますます免疫が失われてしまうのではないかと感じてならない。

 

自分らしさ、ありのままなど、優しく寄り添うような言葉をありがたがる

過剰に逃げ続けた人生に負い目やコンプレックスを感じているが、そこから立ち上がるだけの自信や勇気、自己肯定感が持てていない。

そのため、「自分らしく。ありのままで生きよう」とか「他人の評価なんて気にせず、自分の直感や感性に従って生きよう」というような優しく寄り添う、自己啓発&ポエムみたいな言葉をありがたがる傾向が見られるのだ。

もちろん、こうした優しい言葉は逃げ続けてきて汚点ばかりの人生を肯定的に見るのには役立つものであろう。しかし、役立ちこそするが逃げ続ける人生を根本から変えるような言葉とは到底呼べないものである。

むしろ、逃げ続けることを肯定的に見てしまう恐ろしさや、自分と同じ悩みを持つ人を肯定してしまい、その人を良くも悪くも巻き込んでしまう怖さがある。

つまり、逃げ続ける人生を問題のあることとして捉えられなくなり、他人と折り合うことができないまま、より一層孤立や周囲からの無理解に苦しむ状況へと自分を追い込む。そして、自分と同じような逃げぐせに悩んでいる人を招き込んで、堕落へと追い込むのだ。

 

なお、こうした逃げ続けた人生を送る人が言う自分らしさは、誤解を恐れずに言えばわがままや自分勝手を肯定的に捉える言葉として使われることが多い。

自分らしく生きれればそれは素晴らしいかもしれないが、いつも自分らしく生きられなくとも周囲から受け入れられて、充実した生き方を選ぶ事の方が難易度が低いと私は正直に思う。(まぁ、この考え方はネット上ではウケは悪いと思うが)

 

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