逃げグセのある人に見られるクズな考え方を説明する

逃げ癖・負け癖
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仕事や勉強といった誰もがやるべきことから、ダイエットや自分磨きのようにしたい人がすればいいことまで、あらゆることから逃げてしまう癖がついている人。つまり、逃げ癖のある人をネットウォッチしていると、ある種のクズな考え方が身についている傾向が見られた。

今回は、そんな逃げ癖のある人のクズい考え方の説明と解説をしていこうと思う。

 

逃げグセのある人に見られるクズな考え方

「自分は逃げて失敗した」と感じていても「逃げてよかった」と現実を曲解する

例えば、就職したものの途中で辞めたが、結局辞める前よりも質の低い生活をしている人に見られるのが、自分が置かれている現実を曲解してしまう考え方である。

こうなるのは、プライドの高さが影響していると思われる。逃げた本人の極端なプライドが高さが災いして、自分が選んだ「逃げる」という選択が、結果としてあまりよくない結果になってしまった客観的事実が受け入れられない。

むしろ逃げずに前の環境にしがみついていたほうがマシだったという状況になっても、自分で自分の過ちを認めることができない。

もし認めようものなら、自分で自分を否定する…つまり、自分のプライドを自分で傷つけて精神的苦痛を味わうことになるので、それを回避すべく現実を歪めて解釈するのだ。

また、後述するように、かつて自分と同じ境遇だったけど逃げないで必死にしがみついた人を見下したり、小馬鹿にすることもある。

こうでもしないと、今の逃げた自分がただの敗北者であると感じてしまうため、なんとかして逃げていない人を価値を貶めて、相対的に自分の方が上であるという認識になるように、ものごとを歪めて見てしまう。その結果、クズな思考や人格が形成されていくのだ。

 

まっとうに努力している人を見下す

逃げ癖が染み付いている人の中には、逃げずにまっとうに努力している人のことを見下していたり、嘲笑したり、小馬鹿にしたり…という、社会の多くの人に対して喧嘩を売るようなクズい態度をする傾向が見られる。

先ほど述べたプライドの高さも起因していると思われるが、一方で内心は逃げたことに対して負い目を抱いているものの、それを受け入れられない。その結果、まっとうに努力している人を、逃げた自分よりも価値の低い人間であると自分自身に言い聞かせるために、小馬鹿にするような態度を取っているのだと思われる。

また、憶測ではあるが本当はまっとうに努力している人に内心は嫉妬している。しかし、その嫉妬を原動力にできない。仮に、まっとうに努力しようものなら努力から逃げた自分を否定することになる。そのため「嫉妬している対象に嫉妬するような部分は無いんだ」と自分に言い聞かせるために、あえて見下した態度をとっているのではないかと考えられる。

 

「逃げないと人生で損をするよ」と不安を煽る

逃げ癖が染み付いている人は、自分と同じような逃げ癖を他人にも身につけさせようとする傾向がある。つまり、他人を堕落と破滅へと誘おうとする、下衆な言動を魅せることがあるのだ。

具体的にどういうことをしているかというと

  • 「逃げないと人生で損をし続けますよ」
  • 「逃げないと一生消耗or搾取され続けますよ」
  • 「逃げられないと絶対に後悔しますよ」

と、正論のように思えるが冷静に見れば不安をいたずらに煽り、見る人の判断力を鈍らせるように接してくる。

善意の声掛けのように思えるが、私には自分の逃げた過去がただの汚点だったと認めたくないとめに、自分の手で誰かを逃がして成功した事例を手にしたい…そのために、いたずらに不安を煽って他人を唆しているように感じるフシがある。

今まさに仕事や学業から逃げようかどうか悩んでいる人に向けては「逃げてもいいよ」という言葉は、ありがたい言葉かもしれない。しかし、その言葉で鵜呑みにすることは、私は非常に危険だと思う。たとえ、善意であったとしてもだ。

 

「逃げないとメンタル病みますよ」と心の弱っている人を唆す

逃げ癖が染み付いている人にとくに多いのが「逃げないとメンタル病みますよ」という善意とも取れるが、一方で健康不安を煽る脅し文句で他人を唆すことだ。

もちろん、今の環境から逃げずにしがみついた結果、メンタルを病む可能性は0ではないだろう。しかし、かと言って「逃げなきゃ病むよ」と心の弱っている人に対して優しいフリをして精神的に脅して追い込む姿には、どうも腑に落ちないモノを感じる。

本人は善意のつもりかもしれないが、例えば社会人なら休職・大学生なら休学という、完全に逃げるのではない、一時避難先を提示するという現実的且つ復帰しやすいプランを説明するのが無難だと思う。

しかし、「逃げないとメンタル病みますよ」という人は、すぐに退職や転職、不登校になればいいと、極端且つ復帰が難しいプランを提示してくる傾向がある。その極端さが、他人の背中を押しているように見えて、実は背中を押して奈落の底に突き落としているように感じてしまうのだ。

また、転職を進める場合は、脅している本人が広告収入(=アフィ収入)欲しさのために言っている例もあり「クズだなぁこの人」と思わせてしまうのだろう。