イラストレーター系情報商材屋&悪質インフルエンサーの怪しい点をまとめた

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この記事は「イラストレーター系情報商材屋&悪質インフルエンサーが出てきたことについて
」の続編である。

以下に私が感じるイラストレーター系情報商材屋&悪質インフルエンサーに感じる違和感、怪しい点をまとめた。

 

経費が不明なのに売り上げ(月商)だけが強調されている点

イラストレーター(及び絵に関すること)に限った話ではないが、えてしてSNS指南を書いた有料noteや情報商材やコンサル、マーケーティング、コーチングなどに繋げたがるインフルエンサーはやたらと「月○桁or○○万円稼ぎました」と収益を強調する。また、この時に「月商(=売り上げ)」の多さを強調することがよくある。

しかし、あくまでもここでは売り上げしかわからない状況であり、本当に儲かっているのか、ちゃんと利益が残っているのかが不明である。

もし仮に月100万円の売上があったとしても、広告費や外注費などのあらゆる経費が全部で200万円かかったとすると、利益は-100万円。つまり赤字である…ということも、考えようによっては十分考えられる。

また、もしも経費が少なくて黒字だったとしても、その前月に大量の経費を使っており、トータルで見ると赤字というケースもありうる。

加えて架空の売上を作る循環取引のようなダーティーな手法を使って、表面的には売上が多く羽振りがいいように見せることも理論上可能だ。

…このように、売上の数字だけを見て本当にその人が儲けているかどうかを判別することはできないものである。

しかし、儲かっているような雰囲気を作るのは残念ながらできてしまうし、その雰囲気を活用することで、儲かってそうな雰囲気をホイホイ信じ込んで錯覚してしまうような世間知らずで頭の弱い情弱層を取り込める。

このような商売のやり方をしている点が、私が怪しいと感じる理由である。

 

作品やポートフォリオが無い。あってもかなり古いものである

イラストレーター系情報商材屋を調べていると、どうも絵を描いているようには見えないというか、その人の作品集が見当たらない。

また、仮にあったとしても描かれた時期が数年以上前であり最近は描いているようには見られない。もっと言えば、最近「絵」そのものの仕事を受けた形跡が見られず代わりに情報商材販売であったり、初心者の絵描き向けコーチング・カウンセリングサービスが主流であるという印象が強い。

もちろん、絵で稼いだ経験があれば「イラストレーター」を名乗っても問題はない。そもそも「イラストレーター」自体が名称独占資格でもないし、名乗った時点で「イラストレーター」として活動できるような自称で成立するような肩書きであることは理解している。

しかし、だからといって一回稼いだからといって「私は実力のあるイラストレーターですので、稼ぎ方を指南します!」と堂々と主張するのは、実際にイラストレーターとして今なお精力的に活動している人と仕事で関わっている私からすれば「イラストレーターというよりは情報商材販売者や怪しいマルチ商法にはまった人みたい」という印象が拭えない。

(なお、ストックイラストがたくさんあり、それで稼いでいるという可能性はあることは一応補足しておく)

 

絵の技法や作品解説よりも稼ぎ方、SNS論、自己啓発などに関する情報発信が主流である点

SNSやブログ、youtubeなどを調べていると、散々好きな事(=絵)をやっていると言っているものの、どうもその絵に対するこだわりというか、熱意や情熱というか、「自分はこれが描きたいんです!」というものが見えてこない。

それよりも、金の稼ぎ方の話、営業やマーケティング論、SNSで数字を取る話、自己啓発やマインド論、自己実現をするためにどうすべきか…など、すでにどこかのインフルエンサーなり自己啓発書なりビジネス系youtuberなりが言ってそうな話に偏るのが特徴的である。

もちろん、好きなことばかりでは金にならないし数字も取りにくい。自分の拘りを持った職人気質な芸風よりも、とにかく市場が求める物を生産するイラストレーターになるというやり方は賢明だと思う。

だが、「好きなこと(=絵)で稼いでます」という芸風でやっているせいか、活動を追っていると「あ、この人は絵よりもお金や数字が好きなんだろうなぁ」という具合に、どこか虚しさに近い物を感じてならない。

まぁ、景気も悪く、絵とSNSの評価が切っても切れないご時世だと、金や数字のために頑張る人が増えるのは理解できる。だが、絵よりも数字を追い求めるようなやり方は、私個人的には「ただただ虚しい」の一言に尽きる。

 

確認できる範囲の交友関係の中にブロガー&情報商材界隈の人が多数いる

主にネット上で確認できるイラストレーター系情報商材屋の交友関係を追っていくと、ほぼ高確率でブロガー&情報商材界隈と関わりを持っていることが確認できる。

そしてブロガー&情報商材界隈は、純粋にダーティーな金儲けをしている人が多い界隈ということのみならず、そのダーティーさを何か素晴らしい販売の仕方だと勘違いしてしまうぐらいに世間知らずな情弱層が多い。

加えてその情弱層がダーティーな金儲けの仕方を実践して、新たな情弱を増やしていく…という、この世の終わりのような行為を平然とやっている。(底辺が底辺なのは、底が無いからどこまで堕ちていくからである…という、どこかの漫画かドラマで見たフレーズを思い出す。)

つまり、ガラが悪くタチの悪い人が多い界隈とどっぷり関わっている時点で「いくらイラストレーターを名乗っていようと、そういう筋の悪い人と関わっている(=拒絶できていない)時点で信用は無いに等しい」と私は考えるようにしているのだ。

 

言ってることがコロコロ変わる。普通にしていれば間違えようのない発言が目立つ

最後にだが、イラストレーター系情報商材屋は言ってることがネット上での発言や態度がコロコロ変わり、一貫性が見られないという特徴がある。

まぁ、受けのいいネタを見つけるためにあらゆる発信をする。そして、受けのよい発信が見えてくればそれに関する発信をして数字を稼ぐ。そして、数字の伸びが鈍くなればまた別の発信をして反応のいいものを探す…というPDCAを回しているのだろうと推察する。(受けのいいもの探るという一貫性を貫いていると言えばその通りではあるが…)

ただ一貫性に関して付け加えるとすれば、間違えようのない言動(虚言癖か?)が目立つということもある。

例を上げるとすれば、プロフィールが「高卒」だったり「大卒」だったりする…というように、自身の経歴が複数パターンあるというものである。このように経歴を間違えて表記なり発信をすることは、普通に生活している中でまずないものである。よほどのうっかり屋さんであっても、自分の出身地が複数あるように言ってしまう…なんてうっかりはしないだろう。

 

しかし、そんなうっかり屋でもやらないような行動を普通にやっている点で「ひょっとしてこの人、客(ターゲット)に合わせて自分という人物の“キャラ設定”をコロコロ変えているのではないか?」とという疑念が出てくる。

つまり、日常的に嘘をつく癖があり到底信頼できる人物ではないと推察できるからこそ、信用に値しない人物とみなしてしまうのだ。