コミュ障が治らない人にありがちな特徴について説明・解説する

人間関係・コミュニケーション
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コミュ障な人は決して「自分はコミュ障だから~」と開き直れる人ばかりではないし、そんな態度では生きていくのに苦労する。(特に仕事で)

大なり小なり「コミュ障を治さなきゃ」という意気込みはあるものだが、中には意気込みだけで終わってしまったり、色々努力しているものの、そのどれもが空回りして改善されないままの人も多いものだ。

今回は、そんなコミュ障が治らない人にありがちな特徴について、個人的な見解をまとめてみた。参考になる部分があれば是非とも役立てていただきたい。

 

コミュ障が治らない人にありがちな特徴

コミュニケーションに絶対の正解があると信じている

コミュ障が治らない人に目立つのは「人との会話には決まり決まった正解がある」と言う考えを持っている事である。つまり、人間関係には数学の公式のような解答があると信じて疑わない姿勢が見られるのだ。

冷静に考えれば、人間関係に公式や法則を当てはめられるものではないが、そもそも人と関わってきた経験が乏しすぎるために、人間関係が複雑で絶対的な答えなど存在しないものだと理解するにまで至ってない。結果、人間関係を単純なものとして見ているのだろうと私は分析している。

なお、この手の人は会話の中で自分の想定外の状況になったとき、軽くパニックになって会話が途切れるケースが目立つ。まるで、就職面接で予想していない質問が投げかけられて慌てふためいたり、黙り込んでしまう人のように、予期していない状況にめっぽう弱いのだ。

そして、そんな恥ずかしい自分を見せるのを恐れて、後述するように内にこもる方法でコミュ力を鍛えようとしてドツボにハマるのだ。

 

コミュ力を上げようとして内にこもってしまう

コミュ力を身に付けるために、ビジネス書、心理学本、自己啓発本、会話の指南書などの書籍、あるいはそれらに関する動画で知識を得ようとする傾向がある。

もちろん、それらでコミュニケーションに関する知識だとか失敗しない会話術などを一応は学べるが、上でも触れたように学んだ知識を「正解」と認識してしまうため、正解などコロコロ変わる実際のコミュニケーションでつまずくのだ。(ちなみに、多くの本を読みすぎた結果「あの本とこの本では書いていることが真逆だ!」と気づいてパニクることもある)

コミュ力を身に着けようという向上心は素晴らしい。しかし、その向上心を他人と関わる事ではなく、自分一人で学んで身に着けようとした結果、頭でっかちになってしまっているのだ。

ちなみに、この手の人はSNSやyoutubeなど、学んだ知識を一方的に披露する場があると、堂々と話せる場合がある。

ただし、これは双方向のコミュニケーションをする能力があるとは到底言えない。演説や朗読のように一方的に話す能力があると表現したほうがふさわしい。

 

見た目で損をしている事に気づいていない

コミュ力にはルックスも関係している…というとルッキズムだと批判されそうだが、少なくとも私は見た目の悪さのせいで「この人は他人と関わるのに苦労してもおかしくないだろうな」という考えを持っている。

ただし、ここでいう見た目はあくまでも日頃の生活の中で整えられる範囲のものを指している。

例をあげるとすれば

  • 背筋をピンと伸ばす(=猫背を改善して姿勢を良くする)
  • 髪やヒゲ、ムダ毛などを整えて清潔感を出す。
  • 小奇麗な服装に着替えて清潔感を出す。
  • 目つき、顔つきを整えて好印象を与える見た目にする。人と関わり表情筋を鍛えておく。

など、生活の中で意識するなり、お金を出すなりすれば簡単に改善できる事をやってないために、コミュ障状態が放置され続ける人は多い。

なお、この手のルックスを直さない人は「普段から人に会うことが少ない→自分の身だしなみを気にしないし、指摘する人と出会うことも少ない→ますますルックスに無頓着になる」という悪循環にはまっていることも多い。

今は自粛生活のせいで家で気楽に過ごせているかもしれないが、もし晴れて自粛が解禁された時に浦島太郎のように老いぼれたルックスにならないよう、普段から意識する必要性があるだろう。

 

コミュ力を短期間で効率よく身に着けようとしたがる

私が思うにコミュ力がないのは、(先天的な要因を除けば)長年に渡って人と交流しない生活をコツコツと積み上げて来た結果である。

そんな長年の積み重ねであることを無視して、なるべく短期間で効率よくコミュ力を大幅に飛躍させようとする都合の良い思考を持っているいで、コミュ障がなかなか改善されない状況に陥るのだ。

長年に渡り蓄えた体脂肪が短期間でスッキリ落ちるわけがないのと同様に、長年の怠慢によるコミュ力の衰えは地道に時間をかけて改善していく…という、長期戦を覚悟した考えを持つことが欠かせない。

もちろん、ここには話す事そのものだけでなく上でも触れたように見た目の問題も関わってくる。コミュ力の衰えが深刻であればあるほど問題は山積みなので一気に解決したくなるものだが、そこはぐっとこらえて一つずつ解決していく事を忘れてはいけない。

 

最後に、ネットで検索すれば「一瞬でコミュ力がつく方法○選」と目を引くようなウェブサイトや動画が大量にあるだろう。

もちろん、この手の情報を学んで実践すること自体は否定しない…が、えてしてこの手の情報は「(努力なんて面倒だから)短期間で楽にコミュ力が身につく方法ないかなぁ」という読み手の願望を逆算して作られている記事であることが目立つ。

コミュ力を身につけるのに近道は無いし、苦労する場面も当然出てくる…が、それらを乗り越える事を恐れてはいけないと私は考えている。