意識高い系ママのメリットについて

自己啓発・意識高い系
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この記事は以前の記事「意識高い系ママのデメリットについてまとめてみた」の続編である。

意識高い系ママのデメリットについてまとめてみた
最近「意識高い系ママ」なるパワーワードを耳にすることがあった。 詳しく調べていくと 子供に多くの習い事をさせている。 子供のために健康の良い料理…それも、無添加やオーガニック、自然派食品を選ぶ傾向がある。 子供の...

今回は、意識高い系ママのメリットの部分について、個人的な見解を述べさせていただく。

 

意識高い系ママのメリット

子供に多くの経験をさせ将来の選択肢を持たせられる

意識高い系ママは子供の将来を考えて、多種多様な習い事・お稽古事をさせたりする。裕福な家庭の子であれば英語を習わせるに留まらず、海外旅行や留学をさせて国際感覚を養うことにも熱心だ。

もちろん、高いお金がかかるものばかりでなく、例えば図書館に連れて行く、博物館や植物園、歴史に関係ある施設に連れて行く、ボランティア活動に参加させる、一緒に料理や家庭菜園をさせる…など、子供のうちから、あらゆる刺激を与えようとする教育熱心さが特徴的だ。

親自身もかつて意識高い系の学生として、国際交流やボランティア活動に励んでいたり、習い事やお手伝いを嗜んでいた経験もあり、自分の子供にも同じ経験をさせようとする姿は、まさに親の鑑であると言っても過言ではない。

そんな、教育熱心な親の影響もあってか、同年代の子と比較しても子供のうちから多くの経験が詰める。同年代の子がスマホやゲームに没頭して時間の浪費をしている中で、早くから受験や就職、更にはその後の働き方や人生設計にまで、ぼんやりとでも考えが及ぶようになる。

また、たくさん経験をしてきたことが糧となり、たとえばSNSやyoutubeなどのインターネット上で、自身の考えや経験を発信することで、人気を得やすくなる可能性もある。

ネット上で影響力を持つ人を意味する「インフルエンサー」になって、そのまま好きなことや興味のあることを仕事にしてしまう…という生き方が叶いやすくなるのも、意識高い系な子育てのメリットであろう。

(もちろん、子供のうちからネット上で情報発信をすれば、身バレや誹謗中傷、詐欺や悪徳商法に巻き込まれる等、洒落にならないリスクがあるので、無批判に推奨できるものではないと補足しておく)

 

親も子も周囲から高い評価を得やすい

子供の頃からしっかり勉強をしたり興味のあることを学べたり調べたりする。

勉強以外にも、家や学校の外で社会経験を積み、他の子とは違う落ち着きや大人との振る舞い方を身につけたことで「いや~立派なお子さんですね」という評価を得やすい。

わかりやすく言えば、自分の子を育ちの良い子にできる可能性が高い子育てといえよう。

裕福であろうとなかろうと、育ちの良い子というのはそれだけで周囲からの評価…とくに、ママ友、先生、ご近所さんや親戚や祖父母からの評価は高い。そして、子供もまた当たり前のように育ちよく降るまえれば自己肯定感を得やすく、前向きな子になれる。

もちろん、育ちの良い子に育てあげた母親の手腕も大きく評価される。母親自身も子育てという正解探しに躍起になりドツボにハマってしまう人が多い中、いい子に育ってくれたことで自分の子育てに誇りをもつことが出来るし、同じママ友から尊敬の念を集めることもできよう。

 

塾通いへの耐性が子供に身につく

おそらく意識の高い教育をしているご家庭では、公立の中学に行かずに私立や国公立の中高一貫校に通わすことを目指しているかもしれない。

中学受験を目指しているところでは、早ければ小学校3~4年生のうちから塾に通わせている。しかし、子供が塾に通うことができずに途中でやめたり、転塾してしまう例も多い。

遊びたいさかりの子供からすれば、学校に比べれば塾はつまらないし、勉強についていけなければ惨めな気持ちになるし、まさに監獄のように感じることであろう。学校と比べても自由はない。自分と住む世界が違う家庭の子や大人とうまく関われず、脱落していくことも多い。

しかし、幼い頃から学校外の子供や大人と関わる経験をしてきていれば、塾通いをしても環境の変化に対して適応しやすい。つまり、あらかじめ塾通いへの耐性が付いており、脱落する確率が低くなるのだ。

 

子供も意識が高い生き方に納得しているのなら効果は期待できる

最後に補足しておくが、これらはあくまでも子供自身も意識の高い生活が好きで、納得している場合であれば期待できる効果だと言うことを強く主張したい。

親のほうは意識が高いが、子供のほうは意識の低い生活・普通の生活を望んでいる場合は、メリットよりもデメリットの方が大きくなってしまう。

自分の子供であっても、意思を尊重したり、対等にコミュニケーションをとることを忘れないようにすべきであろう。

…と、いうことを述べて、ここでお開きにさせて頂く。