意識高い系を論破する時のコツを語る

自己啓発・意識高い系
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基本的に意識高い系の人を論破しても、かえって話がこじれてしまい面倒事に巻き込まれる可能性が高いので、できればそっとしておくのが無難である。

しかし、どうしても何か一言っておきたい、意識高い系がうざいので静かにさせたい場合に、やむを得ず論破させる時に役立つコツを以下にまとめている。利用するかどうか自己責任だが、参考になれば幸いだ。

 

意識高い系を論破する時のコツ

以前の記事は「意識高い系の論破癖の特徴を語る」でも触れたが、意識高い系の論破は「はい、論破!」という露骨なものではない。

会話の主導権を握って「自分が正しくあなたは間違っているんだ」という状況に持っていき、相手の反論を封じこめようとするのが特徴だ。

言い方を悪くすれば、詐欺師がカモを丸め込む時に使うトーク術を利用して、意識高い系は自分に対して意見が言えないような状況&意見を行ってきても圧倒できるような状況にしようと仕向けてくる。

そんな相手であるため、真っ向から「あなたは間違っているんだ!」と主張するのは難しい。仮に、そんな真似をしようものなら「あなたの意見は感情的、主観的で客観性がない!」とそれっぽいことを言われて煙に巻かれるのがオチである。

そうならないために、意識高い系の人の自説の根拠を揺らがせるように語りかけるのが重要である。つまり「あなたの自説って、実は完璧に正しいとは言えないものではありませんか?」と優しく、そして鋭く問いかけていき、意識高い系が怯むのをねらうのだ。

 

意識高い系を論破する時に使えるテクニック

「自分の言葉で語ってほしい」と伝える

意識高い系の人は知ったばかりの横文字系の言葉や、(主にビジネスや投資の)専門用語のような聞き慣れない言葉を使って相手の反論を封じようとすることが多い。

言い方を悪くすれば、自分が賢くて立派に思われるような言葉を口にして自分を実物以上に賢くて立派な存在であると錯覚させることで、相手の反論を未然に防いでいるのだ。

そんな、普段の会話で見栄を張るような意識高い系には「横文字とか専門用語を使わずに、自分の言葉で話して欲しい」とシンプルに伝えるのが効果的である。

他人に錯覚させたがる意識高い系から見て、自分の言葉で話すことはいわば自分の弱みや学のなさ、教養の乏しさ、語彙力の貧弱さ、人生経験の少なさを露呈させてしまい大恥をかいてしまうリスクがある。

もちろんそんな大恥をかきたくないし、むしろ才能や可能性ある人だと思われたい。そんな自分の弱さを隠し通したい気持ちが強いからこそ「自分の言葉で語ってほしい」と伝えてくる人は、たとえその言葉を優しく言われたとしても脅威だと判断してしまいがちだ。

その結果「自分の言葉で語ってほしい」と伝えてくる人には意識高い系の人から距離を置くようになるのだ。

 

「その論文本当に自分で読んだの?」と質問してみる

よく自説の根拠に「海外の論文or研究では~」と、学問的権威を引用してくる人に対しては「その論文本当に自分で読んだの?」と(ちょっと意地悪な)質問をしてみるのが効果的だ。

大抵の場合、自分で論文を読み込んでいる意識高い系はいないし、そもそもロクに英語もできないので論文を読めないからこそ、薄っぺらい意識高い系止まりなのだ。

せいぜい、インフルエンサーや自己啓発書で引用されてた論文の内容を引っ張ってきた。つまり、引用の引用であることが大半だ。

当然ながら、自分の不勉強さを晒したくない意識高い系はこの質問に対してYESでもNOでもなく、はぐらかすような回答をしたり、逆に質問返しをして話を逸らそうとしたがる。(実に不誠実な行動だ)

こうした対応を続けていくことで、意識高い系の人に対して「あの人には論文ネタはしないほうがいい」と思わせ、結果として論破しにかからなくなるように仕向けるのが、このテクニックの主眼である。

 

「権威のある人、組織の情報ならなんでも信じるの?」と聞く

学問以外のビジネス、特定の専門分野における権威を持ち出してくる場合には「権威のある人、組織の情報ならなんでも信じるの?」と質問することもまた、効果的である。

この質問は単純に「あなたは盲信する癖があるのですか?」という意図の他にも「あなたは自分で色々考えているように見えて、実は権威ある人や組織の言葉を鵜呑みにする思考停止人間なのではありませんか?」と鋭くツッコミを入れる意図もあるのだ。

意識高い系の人は「自分の頭で考えて行動することこそ大事だ」という、主体的に考えることを重要視しつつも、実態は権威ある存在のいいなりになって思考を放棄しているという矛盾を抱えた人が目立つ。

そうした意識高い系の矛盾を私は見抜いてますよ…と暗に伝え、化けの皮をはがせる存在だと理解させるのがこのテクニックの主眼である。

 

「あなたの言う本質って具体的に何?」と掘り下げて聞いてみる

本質、真理、本能など、疑いようのないことを現す単語・概念で話しかけてくる意識高い系には「あなたの言う本質って具体的に何?」と掘り下げて聞いてみるのが効果的である。

このテクニックは、

  • 「『本質』というそれっぽい言葉を使って、他人を強引に説得させようとしてませんか?」
  • 「そもそも自分の語彙力でうまく説明できないから『本質』という安易な言葉に逃げてませんか?」
  • 「とりあえず『本質』って言っておけば、それっぽく聞こえるし説明も省けて高コスパだとか考えてませんか?」

と、意識高い系の思慮深さを調べたり、他人に説明できるだけのコミュニケーション能力があるかを調べる意図がある。

もちろんちゃんと説明できれば問題ないが、えてして意識高い系は他人に説明するだけの能力は無いが何か言いたい気持ちばかりが先行している人が多く、この手の突っ込んだ質問を嫌う傾向がある。

「本質論に対して突っ込んだ質問をするような人は、自分の無知蒙昧さを見抜きうる危険人物だ」と意識高い系に自覚させることが、このテクニックの主眼である。