自己肯定感を上げる現実的な方法を語る

メンタル・心理
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この記事は「だらしない性格のせいで自己肯定感が下がる人について語る」の続編である。

ただの一般人である私の個人的な見解ではあるが、自己肯定感を上げる現実的な方法について以下にまとめてみた。

参考になる部分があれば、そこだけ取り入れるというやり方でもいいので是非とも実践して頂ければ幸いである。

 

自己肯定感を上げる現実的な方法

自堕落な生活をしているのであればそれを正す

私が今まで関わってきた人の中で「自己肯定感が下がる原因が性格や考え方云々以前に、生活態度にあるのでは?」と感じる人を多く見かけてきた。

寝坊癖、汚部屋、身だしなみが汚い、食生活が乱れている、運動習慣が皆無、人と話す機会がそもそも無い…という具合に、「そんな生活をしていればそりゃ自己肯定感が下がって元気が無くなるのも無理はないよなぁ」と感じることがあった。

実にシンプルだが自堕落な生活をしているのなら、それを正していく…これこそが重要である。もちろん、最初から全部一気にまともな生活習慣を変えていくのではなく、1つずつ改善していくのが良い。

 

自分で決めた約束や決まりごとは守る

自堕落な生活を正すことにも通ずることだが、自分で自分に課したルールや義務を守れないような生活を続けていれば、気分が落ち込むのも無理はない。

「夜の10時には布団に入って就寝しよう」と自分で決めたのに、つい夜ふかしして寝ると決めた時間を大幅にオーバーする…みたいな自己管理に失敗した経験は、純粋にメンタルを病む原因になる。

本当に基本的なことではあるが、自己管理をしっかりやりきることは現実的に自己肯定感を上げるためには重要である。

ただし、これは人によっては自分の自堕落さからくる失態を他人や環境のせいにできない…つまり他責で片付けられないからこそ、ある種の苦行とも言える側面がある。しかし、その苦行を乗り越えるor自責で考え自己管理する習慣を身につけない事には、自己肯定感は身につかないと私は考えている。

 

 

(実家暮らしの場合は)一人暮らしをする

自堕落な生活の改善を重要視していることからも読み取れると思うが、できるだけ自分の生活は自分の力で成り立たせることを目標にする…ということが現実的な自己肯定感上昇には欠かせないというのが私の考えである。

そのためには、可能であれば一人暮らしをして自分の身の回りの事を全て自分の力でどうにかしていくことが効果的である。

純粋に働いて十分な所得を得ること以外にも、ゴミの分別、掃除、水道光熱などインフラ関係の契約やら引越し後の役所への手続き、自炊、朝自分一人で起きる…など、一人暮らしをする上では欠かせない生活の基礎となる能力を鍛えるのが重要だ。

 

 

人に頼らず自分でやれることはやる習慣をつける

自己肯定感を高めるための本やウェブメディアを見ていると「自分にとって不得意なことは他人にお願いしてやってもらう。そしてそのことに罪悪感を持たないようにする」のような内容がよく載っている。

しかし、私個人の意見としてはたとえ自分が苦手な事であっても、自分でやりきる習慣を身に付けることが現実的に自己肯定感を高めるためには大事だと考えている。

「たとえ自分が苦手としていることから逃げなかった」という経験は、結果がどうあれ胸を張って誇れることになる。むしろ安易に他人を頼る癖が身に付けば、それは逃げ癖を肯定してしまいかねない。

最近だと「苦手なことからは逃げてもいい」という意見のほうがウケが良さそうだが、あえてそれに逆らって自分のできることを増やしていく。苦手でも立ち向かうような人間に自分を鍛えていくことが重要だと私は考えている。

 

 

最後に「自己肯定感」にこだわらないのが精神衛生上一番良い

今までのまとめをひっくり返すちゃぶ台返しな内容で恐縮だが、「自己肯定感」にこだわらないのが精神衛生上一番良い。

自己肯定感は大事ですよと主張する自称心理学者やカウンセラー、メンタルアドバイザやコーチの方々であれば口が裂けても絶対に言えないことだが、自己肯定感みたいなふんわりとした概念なんか気にしなくても済むように心がけるのが良い…というのが私の持論である。

自己肯定感みたいな概念にとらわれている以上、いつまでたっても自己肯定感のことが頭から離れずウジウジクヨクヨし続けては、意味もなく他人を求めたり、自分を肯定するような言葉やメッセージを探すことになる。

だからこそ「自己肯定感みたいな概念は別に知ったこっちゃない」と、ある種突き放すぐらいの態度を持つことが大事だと私は思う。

もちろん、自己肯定感に関する商売をしている人はこんなことは嘘でも言えない。仮に言ってしまえば自分の見込み客…つまり売上が減るからこそ、仮に心の憶測で思っていても言わないものである。

意地悪な言い方になるが自己肯定感の重要性を説く人は、人を幸せにしているように見えて実は不幸にさせている。そんなマッチポンプみたいな商売をしているというねじ曲がった解釈すができれば、自己肯定感にとらわれなくても済むようになると思う。