自称HSPのうざい点についての考察

HSP
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このブログでなんでも扱っているHSP(繊細さん)を自称する人が、どうしてうざいと思われるのかについて個人的な以下で見解と考察を述べていく。

なお、内容的に非常に優しくないものばかりであるため、自己責任で読んでいただきたい。

 

いつも自分が被害者でかわいそうな人だというポジションに居座る

自称HSPのうざいと思われる点は、いつも自分が被害者であり、かわいそうである…というポジションに居座る。

そしてそのポジションを利用する…つまり、他人の善意を無理やり引き出すような形で配慮や理解を求める。

また、配慮が得られないと「こんなにかわいそうなのに見捨てるの?理解を示さないの?」と迫る。あるいは「そっか、理解してくれないのか…」と、拗ねるかのようなフリをして、関わる人の良心を試すかのような行動に出るところが「うざい」と思われてしまうのだ。

なお、この手のうざさはアニメ「ちびまる子ちゃん」で火事に見舞われた永沢くんが、火事でたいへんな目にあったことを利用して、クラスメイトから(やや強引ではあるが)同情を誘うことに成功したり、物品を受け取る…という行動にも通ずるものがある。

後述するように、それは藤木くんの代名詞である「卑怯」と表現できるものである。

 

 

メンタルが弱いことを理由にしてわがままを通す卑怯な部分がモヤっとする

HSPはその性質上、メンタルが弱いということと結びつきが強い。

しかし、そのメンタルの弱さをただ改善するでもなく、弱いなりに頑張るでもなく、メンタルが弱いことを理由にして個人的な要求を貫き通そうとする部分が、他人からの反感を買いやすいのだ。

とくに、メンタルのことについては迂闊にツッコミや指摘などを言い難いものである。ましてやメンタルが弱い人に対してそんな素振りをしようものなら、「メンタルが弱い人を傷つけたひどい人」「ハラスメントの加害者」みたいな負の印象がついて社会的な評価が下がることが予想できる。

また、メンタルが弱いことそのものを疑問視することすら、今の世の中では御法度な雰囲気もある。「メンタル=精神的な健康」であり「精神的な健康に疑問を呈す=精神疾患やハンデを持つ人への偏見を持っている」というような危うい考えに結びつくことも十分に考えられる。

そういうことを踏まえると、「メンタルが弱い」と言われてしまったら、言われた相手は(表面的な)それを受け入れざるをえない。たとえ、それがわがままで無理難題であっても…だ。

(私みたいに性根の部分がねじ曲がっている人ならともかく)まっとうに生きている人であればメンタルの話題を出されたら「あ、はい、そうですね」という態度を、表面的にでも取らざるを得ない。そうしないと、自分が差別主義者だとみなされてバッシングされる恐れがあるからだ。

 

なお補足になるが、HSPは気質であり障害でも疾病でもないということになっている。

しかし、大体HSP(繊細さ)を主張して何かお願いをする人は、事実上HSPも何らかの社会的なハンデであるかのように見せかけている。あるいは両者がそう納得せざるを得ないようなものとして扱われていることが目立つ。

ただ、何度もいうようにHSPは障害でも疾病でもないし、あくまでも自己診断で「自称」でしかない。そんなあやふやなものを盾にして、自分の要求をNOと言わさせないようにして押し通す…これが、私が卑怯と感じる理由である。

 

 

自分が受ける刺激に対して敏感だが、自分が他人に与える刺激については恐ろしい程に鈍感

自称HSPは自分が受ける刺激や影響には敏感だが、自分が他人に与えている刺激や影響には恐ろしい程に鈍感である…という、繊細さの偏りが見られる。

自分が受ける不快な気持ちは良心に訴えかけるような姑息な手で主張するが、そんな手を使うことで自分がどれだけ他人の心にモヤモヤを抱かせているかについては無頓着。「君って本当に繊細なの?傍目にはそうは見えないけどなぁ…(むしろ図太い)」という率直な感想を持つ人が出るのも無理はない。

なお、受ける刺激についてもどうやら偏りというか傾向があると私は考えている。

自称HSPは不快な刺激には敏感ではあるが、自分が周囲からどれだけ気遣われているのか、どれだけ良くしてもらっているのか、どれだけ善意で接してもらっているのか…という、ことには繊細ではなくむしろ鈍感である。

要するに、他人から施しを受けていることに鈍感なのに不満やわがままを言う。こんな態度を通づけていようものなら、次第に育ちのいい人、善良な人が周囲にいなくなり、自称HSPな人が不快だと思うような人しか周囲にいない状況になるのも無理はない。

そんな状態になってから人間関係を切るぐらいなら、そうならないために普段から自分の行動について見直す癖を身につけたほうが、より精神の健康によいと思うのだが…

 

胡散臭いビジネスに誘おうとする。優しいけど頭が弱い点が不審者に近い雰囲気を漂わせている

主にインターネット上の話になるが、最近はHSPに関する胡散臭いビジネス(情報商材、資格商法、中身スッカスカのコンサル、マーケティング、カウンセリングなど)を行う人が以前より目立っている。

ただ、本人は胡散臭いことをやっている素振りはなく、むしろ「優しい自分だからこそ多くの人を幸せにできる仕事だ」という具合である。まるで自己実現と人助けを兼ね備えた素晴らしいことをやっているかのような姿である。

しかし、そんな優しい人が胡散臭い商売に手を出している時点で、誤解を恐れずに言えばシンプルに「不審者」と見られてもおかしくない。

 

悪気は無いのに人をはめ込むようなことをしている人は、仮に本当に優しかったとしても関わってもいいことないのが容易に予想できる。

こういう部分もまた、自分が他人にどういう影響を与えているのかについて恐ろしい程に鈍感なことが影響しているともいえよう。