私の持論だが人間関係を上手く渡り歩く上では、時に「怒り」を上手く表現することが重要だと思う。
交渉事のようなフォーマルな場面から、恋愛・友達のようなカジュアルな人間関係まで、必要性があれば相手に舐められないようにしなければいけない場面が出てくるものである。
とくに、タイトルにもあるように馴れ馴れしい人は、私個人的には優しそうなふりをして腹黒であり、気を抜いてはいけない相手の一人だと考えている。
今回はそんな馴れ馴れしい人に巻き込まれないための撃退法について語ろうと思う。
馴れ馴れしい人には馴れ馴れしい態度を返す
馴れ馴れしくする人は、逆に自分が馴れ馴れしい態度を返す。そうすると相手は不機嫌になったり、急に落ち着きをなくしてしまい自分の方から離れてしまうことがある。
馴れ馴れしい態度をする人は自分がどれだけ相手にリスペクトを欠いた行動をしているかについて無頓着だが、一方で自分が他人からリスペクトに欠いた行動をされることについて過剰に反応する傾向がある。そこを狙って馴れ馴れしい態度をオウム返しすることで撃退する…という方法なのだ。
ただし、この方法は私個人的には仕事のようなフォーマルな場面でやることはおすすめしない。
いくら馴れ馴れしい人が失礼な対応をとってきたからと言ってそれと同じ対応をすれば自分も同じく失礼な人になってしまう。仕事の場面での「やられたらやり返す。倍返しだ!」はあくまでもフィクションだから楽しめるものであり、リアルの世界に持ち込むは危険である。
あくまでも恋愛や友達関係のようなカジュアルな場面を想定すること。そして自分の普段のキャラ(※)と照らし合わせて実行するか否かを決めるのが賢い方法だと思う。
※ 普段から馴れ馴れしいような対応をするキャラではない人は、馴れ馴れしい人に対して同じ対応を取れば「いつものキャラと違うことをやっている」→「実は怒っている?不機嫌?キレかけてる?」という馴れ馴れしい人が嫌がる空気が作り出せる…という展開をイメージして頂ければ幸いである。
沈黙と落ち着きを見方に付ける
馴れ馴れしい人は自分でその場の空気や流れをつかもうとしたがる傾向がある。
馴れ馴れしい人に飲まれて(馴れ馴れしくはない程度に)妙にテンションを上げたりしたりするのは賢明ではないし、傍から見ればバカ騒ぎしている人のように見られるリスクがある。当然、フォーマルな場面で自らそんなバカ騒ぎする集団の一員になることは好ましくないだろう。
そうならないためには、適度な沈黙したり、落ち着いて話す…ということを駆使することが効果的である。
相手がいくらまくし立てたり煽ってきても、一呼吸おいて話し出す。また沈黙するときはあまり表情を変えないようにすることも効果的である。
私の持論になるが、怒鳴るよりもただにこやかに黙るという静かな怒り方は、怒鳴るのと比較すると省エネで且つ大人らしい上手な怒りの表現である。
男女関係なく沈黙で怒りを表現する人は、言い換えれば「普段優しいけど、怒らせたらやばい人だ!だから変な真似をその人の前ですべきではない」という印象をつけやすい。
ただし、この印象を付けるためには普段から仕事をきっちりこなすとか、やるべき場面ではきっちり仕事をやり遂げる人間になっておく必要性がある。
しっかり仕事ができる人間になれば「怒らせたら怖いけど頼りになる」という類の人望を獲得できるのだ。
そもそも最初から馴れ馴れしい人を寄せ付けない振る舞いをすることも方法の一つ
最後にそもそも論になるが、初めから馴れ馴れしい人を寄せ付けないような振る舞いを身につけること、あるいは馴れ馴れしい人がいそうな集団や場所に行かないことも重要である。
ちなみに、私個人の意見で恐縮だが
- 普段から姿勢を意識すること。猫背のように姿勢が悪いと「この人なら馴れ馴れしい態度をとっても大丈夫そうな人」と格下に見られてしまうリスクがあがる。
- 身だしなみをきっちり整えること。髪を整える、清潔感のある服装をする、髭を剃る、爪をちゃんと切る…のようにきっちりとした見た目になることで舐めた態度をする人が遠ざかる可能性が増す。(もちろん、例外的に清潔感があろうと舐めてかかってくる人はいるが、同時に舐めてかかってこないようなしっかりとした普通の人も集まりやすくなり、人間関係の質と層が向上しやすい)
- 普段から眠そうな顔をしない。しまりのない顔つきや、くたびれた感じの顔つきにならないようにする。(※補足だが険しい顔をしろというわけではない。ニュースキャスターのような凛々しい顔つき、元気で明るさを感じるような顔つきを目指すのが理想)
という方法が効果的だと考えている。
また、上記のような人になればそれはそれで精神衛生上よいものがあるというおまけ付きである。
関連記事