繊細すぎる彼女との恋愛関係が上手くいかない理由を語る

人間関係・コミュニケーション
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ストレートにいえば繊細すぎる彼女は恋人候補としては非常に厳しいものがある。

コミュニケーションを彼氏側に任せがち&そのコミュニケーションに対して自分から歩み寄ろうとしないので、良好な関係が長続きしづらい。

そして、彼氏側もそんな繊細な彼女の心中を察することばかりに神経をすり減らすので、次第にストレスが溜まってしまうのも言うまでもない。

しかし、一応でも男性であるのに女性に対して強く出るわけにはいかないし、ましてや繊細で傷つきやすい性格の持ち主である。そのため怒りや不満を感じつつもそれを我慢したり、諦めるという前向きではない方法が乗り越えようとする…が、もちろんこれではストレスが解消されないのは明白だ。

結果、繊細すぎる彼女との関係は長く続かないのだ。今回はこのことについて詳しく語ろうと思う。

 

繊細すぎる彼女はコミュニケーションを彼氏任せにしがち

冒頭でも述べたが、繊細すぎる彼女は繊細すぎて彼氏に対して過剰に気を遣いすぎた結果、彼氏に対して自分の主張や要望を伝えることを放棄してしまいがちだ。

こうした姿は遠慮深いとか大人しいとか言われるが、意地悪な見方をすれば自分がすべきコミュニケーションを彼氏に丸投げしているにほかならない。

自分の気持ちを伝える努力すらせず「相手に対して私のことを理解して欲しい、気持ちを察して欲しい」という態度をそれとなく見せるという回りくどい行動で、自分の気持ちを控えめに伝えがちだ。

当然これでは、自分の気持ちが彼氏にしっかり伝わるはずもなく、勝手に期待しては勝手に失望して苦しみを味わう。加えて持ち前の繊細さゆえに、失望のインパクトは大きくなる。

そんな様子を見て彼氏は「何もしてないのに、勝手に落ち込ませてしまった…」という類の感じなくてもいい驚きや焦りを感じてしまい、次第に関係を続けていくことに不安を感じるようになるのだ。

 

彼氏は彼女の気持ちを把握するのに疲れて関係を切りたくなってしまう

もちろん、彼氏の方も自分の彼女の気持ちを必死に汲み取ろうと努力するものだ。

しかし、彼女が周りくどい方法でしかコミュニケーションを取ろうとしてこないため、彼氏側はその回りくどい方法から得られる限られたヒントを元に、なんとか気持ちを把握するというめんどくさい作業をすることになる。

当然ながら言葉でストレートに言ってくれているわけではないので、解釈の不一致や気持ちが上手く伝わっていないことは当たり前のように起きる。

加えて、不一致が起きてしまったときに彼女側がひどく失望したり、いきなり怒り出したり、逆に「私が悪かったよね」と勝手に自分で話を進めてここでも歩み寄ることを放棄するなどして、一向に話が前に進まない。こんな経験が続けば、彼氏が次第に関係を続けていく自信がなくなるのも無理はない。

散々労力を費やしいて彼女のことを理解しようとしたけど、その結果がこれ。まるで、何か衝突があれば瞬く間に関係が崩れていくような、一触即発な地雷を抱えている女性のように思えてしまい、別れを切り出したくなるのだ。

 

弱い立場にいる彼女に振り回される不健全な関係である

上からの続きだが、繊細すぎるせいで彼女と関わるときは細心の注意を払うことが重要になる…が、かと言って腫れ物に触れるかのような対応では彼女を傷つけるので、注意しすぎず、注意しなさ過ぎずの関係をキープしていくことが肝心だ。

しかし、その関係は非常にしんどいものである。どこに彼女の繊細すぎるメンタルを傷つける地雷があるかわからないし、その地雷を踏んでしまうと機嫌を直すのに多大な時間と労力を要する。

本来であれば楽しいはずの恋人関係も、ここではまるで将軍様のご機嫌を損ねないように振舞う家臣のような、非常に堅苦しく息苦しい関係だと感じられてしまうというしんどさがあるのだ。

(野暮な例えだが)この関係はメンタル面やストレス耐性の強さで言えば

  • 彼氏=上の立場
  • 彼女=下の立場

という上下関係である。しかし、彼氏側のメンタル面の強さにあわれば、彼女が無理をしてしまうのでよろしくない。人一倍傷つきやすいからこそ、傷つきやすい人のレベルに合わせた対応をしていくのが関係を良好にしていくには重要だと考えるのが妥当である。

しかし、繊細すぎると今度はそれに合わせる彼氏側の精神的な負担が増す。おまけに、彼女が傷ついてしまうと、今度は彼女が運悪く傷ついてしまったかわいそうな弱者の立場を利用して、他人を振り回すようになる。

こうした弱者の立場でものを言う人は恋人関係に限らず困ったものである。弱者であるだけに強く叱れないし、仮に叱ろうものなら「この人は弱者をいじめる人だ」と反撃される可能性がある。かと言って放置しておけば、物言う弱者として付け上がるので手に負えない。

こうした弱者側が権力と影響力を握って、他人を自分の思い通りに振り回す関係に陥りやすいからこそ、繊細な彼女と付き合うのは非常に厳しいのだ。

 

関係が上手くいっても過度に依存してしまい重い関係になりがち

なお、そこまでひどい関係にならないとしても今度は別の問題が出てきてしまう。

繊細な彼女は傷つくことを恐れつつも、実はそんな扱いづらい自分を受け入れてくれる人が出てくると、その人に対して強く依存してしまう傾向がある。

もとより、繊細すぎる性格のせいで交友関係が狭い(あるいは皆無)。そのことも相まって、彼氏ができるとその彼氏に対して恋人以上の役割を求めてしまう。

つまり、自分の友達、後輩・先輩、なんでも相談できる友達相手、場合によっては親に近い存在などを押し付けてしまった結果、”重い”関係に陥ってしまいがちである。

また多くの役割を期待すれば、当然ながらその期待が達成されずに傷つく経験も増えてしまうのは言うまでもない。