繊細すぎる彼女との上手な付き合うために役立つこと

人間関係・コミュニケーション
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この記事は「繊細すぎる彼女との恋愛関係が上手くいかない理由を語る」の続編である。

基本的に繊細すぎる彼女との関係は上手くいかない傾向があるし、対策を講じたとしてもそれが必ず上手くいくとは限らない。

その上で良好な関係を構築していくためには、多少荒療治になるが繊細すぎる彼女の繊細さで困ているところを治していく、取り除いていくことだ。つまり、彼女自身に変わってもらうことが大事である。

もちろん、繊細すぎるので変わってもらうことそのものを求めるだけで過剰に傷ついてしまう可能性はある。それでも、繊細すぎる彼女との良好でしんどくない関係をお望みであれば、以下に書かれていることを参考・応用していただければ光栄である。

 

繊細すぎる彼女との上手な付き合うためのコツ

彼女に対して「正直に自分の気持ちを伝えてほしい」ということを示す

繊細な人は他人との衝突、そして精神的な傷つきを恐れて自分の気持ちを素直に伝えることを放棄したがる傾向がある。恋人関係であれば、彼氏側のいいなりになったり、逆に彼氏に自分の気持ちを察してもらうおうとして、偏ったコミュニケーションいなってしまうことがある。

もちろん、このような回りくどい関係ではお互いに打ち解けることは難しい。仮に関係は良好であっても、次第に気持ちのすれ違いがコミュニケーションの偏りからくる違和感やストレスを募らせてしまいがちだ。

そうならないためにも、彼女に対して「正直に自分の気持ちを伝えて欲しい」と示すことが、良好な関係を築くためには重要になる。

察して欲しいではなく、言葉でしっかり伝える。回りくどい方法じゃなくても、ストレートに伝える…という具合に、コミュニケーションが上手くいかなくなる原因を取り除いていくように働きかけることが大事になる。

とはいえ、繊細であるがゆえに「ストレートに自分の気持ちを伝えて欲しい」というのは、どこか彼女を威圧しているように思えてしまい、抵抗を感じることだろう。

そのため、心理的な抵抗を取り除くため、否定的な意見など受け入れる姿勢を見せることが重要になるのだ。

 

否定的な意見、反対意見を伝えても大丈夫だと示す

「ストレートに自分の意見を言って欲しい」と伝えた以上は、彼氏である自分に対して否定的な意見や、思わずムッとしたくなるような手痛い言葉であっても、ぐっと堪えて受け入れる姿勢を持つのが重要だ。

正直に打ち明けてくれた結果、繊細な彼女が勇気を振り絞って自分が感じていた彼氏への不満や文句、愚痴といった今まで我慢していたことも打ち明けてくる可能性はゼロではない。

もちろん、そうした言葉は聞いててあまり気持ちのいいものではない。しかし、そうした心の奥底に溜まっていた鬱憤をしっかり伝えてくれた行動に対して激しく怒ろうものなら、その後彼女は心を閉ざしてしまうかもしれない。場合によってはそれがきっかけとなり関係が解消されてしまう可能性も否定できない。

そうならないためにも、自分にとって受け入れがたい意見や耳にしたくない主張であっても、しっかりと受け入れるだけの漢気を見せることが大事である。

 

彼女になんでもかんでも振り回されるのはやめる

「繊細すぎる彼女を下手に傷つけてはいけない!」という使命感や責任感に駆られて、なんでも彼女のいいなりになるのは逆効果である。

繊細であるからといってなんでも彼女のわがままを聞き入れていては、彼氏である自分が疲弊するのはもちろんのこと、彼女側が付け上がってどんどん過剰な要求をしてくる可能性がある。

また、繊細であることをいことに多少のことですぐに「傷ついた」と主張して他人を振り回す癖がある人…つまり、繊細チンピラ(あるいは繊細ヤクザ)へと彼女を変貌させてしまうこともある。

こうなれば恋人関係だけではなく、彼女の交友関係や仕事での人間関係、SNS上の人間関係にまでもにも悪影響が出てしまう。そして、別の人間関係で溜まったイライラを解消させるべく余計に彼氏に理不尽なわがままを要求するようになってしまう。

そんなことが起きるのを防ぐためにも、彼女の方にも歩み寄る姿勢をもつ重要性を説明していくのが大事である。

 

彼女が変わってくれるのを辛抱強く待つ

ここまで色々書いてきたが、繊細な彼女の内面が変化していくのには相応の時間がかかるということを忘れてはいけない。

1日やそこらで改善されるわけではない。また、改善されると言っても順調な上り調子で改善されるわけではない。

長い年月がかかることや、ときには繊細すぎる部分が再発したりすることなどをある程度想定しておき、辛抱強く待つ姿勢を持っておくことが大事である。

 

繊細で傷つきやすい人こそ、傷つけられることを恐れてはいけない

最後に、最近ではHSPという繊細すぎる人を指す概念(信ぴょう性は怪しい部分があるが…)が流行しているせいか「繊細すぎて傷ついた」と訴える声や「繊細すぎる人に優しくしよう」というもっともらしい声を聞く機会が増えた。

しかし、繊細で傷つきやすい人こそ、傷つけてしまうことを恐れてしまって普段から我慢する。そしてその我慢が限界になったときにキレる…ということを繰り返しているように思える。

ただし、キレるといってもただ自分が加害者になって批判をくらうのは避けたいがために「今まで私は繊細でない人に傷つけられてきたかわいそうな被害者なんです!」と、キレるにふさわしいだけの理論武装をしていることが目立つ。

 

私はこうした人を見れば見るほど、自分が傷つけられることや(結果として)誰かを傷つけてしまうことを恐れてはいけないと思う。

もちろん、無目的に傷つけるのを良しとしているのではない。傷つくことを承知の上で人間関係において相手と妥協やすり合わせをしたり、場合によっては傷ついても修復できる関係を構築していくことが、恋人関係に限らず大事だと思う。

というか、傷ついたらそれで人間関係は即リセット…という関係ではひじょうに脆いし、関われる人数も減っていく。なにより、常にリセットをするか否かを迫られる関係は息苦しい。

そんな息苦しさに悩まされないためにも、繊細だと自覚している人はその繊細さに甘えず内面を変えていくことは、社会で生きていく中では大切なことだと思う。